「会議所でもプロ作れる」 バスケの実績研修で披露
全国的にも珍しい商工会議所がプロスポーツチームを誕生させた話を聞こうと先月30日、埼玉県の川口商工会議所の職員11人が訪れた。
先進的、独自な取り組みを進める商議所を学ぼうという川口商工会議所の研修の一環。
当日は、現在プロバスケットボールＢ３リーグで活躍する湘南ユナイテッドＢＣの立ち上げに尽力した当時、経営支援部部長だった齋藤美之さんが対応。地域経済活性や社会貢献に向けたプロスポーツチームを有する意義から、市場調査の方法、スポンサー集めの苦労などを話した。中には地域にとらわれずリーグやチームに直談判する大胆なエピソードも披露。「会議所職員でもプロスポーツは作れる」などと意思と行動で可能性は広げられると訴えた。
川口商工会議所の田村周平さんは「自分の中で何かがかわる話だった。ネットワーク（人脈）、勇気、勢いが重要」などと話した。
