一年の招福願う 八王子七福神めぐり
市内８寺院を巡礼する「八王子七福神めぐり」が元日から１月10日まで開催され、市内外から訪れた多くの参拝者が今年一年の招福や無病息災などを願い各寺院を巡り歩いた。
８寺院でつくる八王子七福神会が主催する新春恒例の催し。八王子や末広がりの「八」にちなみ、吉祥天を加えた八福神をまつる８寺院をめぐるのが特徴。専用の色紙に各寺院で御朱印をもらい、コンプリートをめざす。全カ所をめぐった色紙を７年分集めると「金の色紙」が進呈されるという挑戦要素もある。
台町から３人の孫と参加した男性（66）は「ちょうど70歳になる年に金の色紙をもらおうと毎年参加している」と意気込んだ。会社の同僚と４人でめぐっていた府中在住の女性は「八王子で働いているが、参加するのは初めて。全カ所をめぐって御朱印をそろえたい」と笑顔で語った。
名称変更へ
「今年も多くの皆様にお参りに来ていただきました」と話すのは８寺院の一つ、信松院の西村和裕住職。八福神という珍しさや子ども用のスタンプラリーなどの取り組みもあり、年々参加者が増えているという。また２０２６年（令和８年）から名称をわかりやすく「八王子八福神めぐり」に改称を予定している。「名称変更に伴いマップや色紙のデザインが変わるが、それ以外の変更点はない。所願成就を願い、気軽に参加していただければ」と西村住職。