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「気になるエギを試し放題!」エギング講習会に参加してみた【静岡・田子漁港】

TSURINEWS

エギング講習会に参加(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

9月8日(日)、『エギ王』などイカ釣り用品で有名なYAMASHITAと釣具のイシグロによるエギング講習会が、静岡県西伊豆町の田子漁港で開催された。抜群のロケーションの中、スタッフの手厚いレクチャーとエギ王シリーズ使い放題という贅沢な講習会に、エギング初心者の筆者が参加してきたのでその模様をお届けしたい。

田子漁港と海釣りGO!!について

会場となった田子漁港は、抜群の透明度を誇る海と豊かな自然に囲まれた漁港である。人気の釣り場となっていて東京など遠方から通う方も居るほど。なぜならば自然環境の良さに加え、

・魚影が濃い
・フカセやサビキ、ルアーなど多彩な釣りが楽しめる(一部禁止有)
・売店やトイレなど周辺設備が充実している
・釣り具のレンタルも可能
・足場が良く子供でも利用しやすい
・駐車場が完備されている

と釣り人にとってありがたい状況が整えられているから。

実は2022年、釣り人と漁業者のトラブルにより田子漁港は釣り禁止となってしまっていた。しかし関係者の尽力により、『海釣りGO!!』というアプリを通じて予約することで誰でも楽しめる釣り場として復活した。

田子漁港(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

予約することで駐車場と釣り場を確保することができ、場所取りに気を使うことも無くのんびりと釣りを楽しむことができる。支払った料金は施設維持や資源保護に役立てられ、持続可能な「いい釣り」を目指しているのがこのシステムの特徴だ。

当日の状況

まだまだ夏日で非常に暑い一日、各自休憩と水分を取りながら自分のペースで釣りを楽しんだ。

海をのぞき込むと2cmくらいの可愛いアオリイカの姿があったり、小魚からスズキやクロダイ等大型の魚が見られたりと沢山の生き物を見ることができた。

特にカマスの大群とその下に居たカンパチは圧巻で多くの参加者を喜ばせていた。この群れは講習開始から終了時まで港の奥に居座っていたのだが、実はコレが良くなくてアオリイカを警戒させた様である。

更に前日にまとまった雨が降ったらしくやや水潮(海水の上層に真水が浮いている状態)。この海域にしては濁りも入っているとの事で、エギングを楽しむにはタフなコンディションとなってしまった。

10m下の海底がキレイに見えるが濁り気味らしい(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

参加者10組15名ほど。この日初めてエギングに挑戦するという方からシーズンは毎日のように通っているという猛者まで、大人も子供も様々な方が参加されていた。

講習の内容

7時になりまずは講習スタート。事前に配布された資料を見ながらYAMASHITAスタッフのお話を伺う。

まずは講習(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

アオリイカの生態からエギにどのようにアプローチをしてくるのか、それに対して釣り人はどのように対応するのか。といった内容からYAMASHITAのエギ『エギ王』シリーズの使い分け方。実践的なエギングのやり方。など多くのお話を聞けた。

一旦実釣の時間を挟み、休憩がてら2回目の講習も行われた。ここではカラーの選び方とシチュエーションへの合わせ方。イカからはどのようにエギが見えているのか、といった内容を聞くことができた。

その他にも実釣中にスタッフが一人一人を巡回して下さり、各自に合わせたアドバイスと普段の状況に対してのアドバイスもして下さっていた。

内容が深すぎて全て紹介することはできないのだが、特に印象に残った話としては、

・いきなり遠投せず、手前から段々と探っていく
・秋イカのシーズンにエギが見えるところで練習してほしい
・カラーチョイスは重要でベースカラー⇒布地の順で選ぶ。迷ったらマーブルカラー
・潮色はそのポイントの普段の状況から比べて考える

などで、どの説明からも『如何に初心者にもわかりやすく伝えられるか』ということに配慮されていることが伝わった。

特に紹介して頂いたエギカラー選択というコンテンツは筆者にとっては革新的で、何となく買っていたエギをもっと効率的に選べるようになったことが非常にありがたくこれからも活用したいと思っている。

実演・実釣の様子

最初にYAMASHITAスタッフによる実演でエギの動きの違いを見せていただく。

見やすいよう岸壁に沿ってエギを動かしてくれた(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

初心者でも使いやすくキレイに動く『エギ王LIVE』、ラトル入りでときおりギラっと光る『エギ王SEARCH』、ダートもフォールも安定して余分に動かない『エギ王K』、それぞれの個性を分かりやすく見せて頂いたことで理解が深まった。

その後は実釣の時間。エギはエギ王シリーズを自由に使って違いを確かめて欲しいとの事で、それぞれ好きなエギを選んでは交換を繰り返して釣りを楽しんでいた。

YAMASHITAより用意されたエギの一部(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

特に筆者はエギの動かし方を重点的に練習した。いつもはサーフや夜間のエギングをしているので今回の様にエギの動きを見ながらやることが無く、いつも通りのやり方では思ったよりも動かせていないことが浮き彫りになってしまった。周囲の方の動きを真似たり、アドバイスを頂いたりしながら徐々に上達していき「それだけダートできれば十分ですよ。」と言ってもらえた時は本当に嬉しかった。

また、ボトムを攻めすぎて恥ずかしながら根がかりさせてしまったのだが、イシグロスタッフが丁寧に外してくれたのでお借りしたエギをロストせずに済んだのも非常に助かった。

実釣時間は4時間ほどで各自休憩しながら、時折談笑も交えながらの実釣で大変楽しかったのだが、最初から最後までイカの機嫌が直ることはなく、アタリを出すこともできずに終わってしまったが心残りであった。

まとめ

残念ながらイカの姿は見られなかったが、様々なエギを試し放題の上に丁寧なレクチャーもあって非常に贅沢な体験をさせて頂いた。特にエギの動いている姿を見られたことと、「それだけエギを動かせているから、イカが居れば釣れますよ。」と太鼓判を押して頂けたのはエギング初心者である筆者の大きな自信となった。YAMASHITAのエギング講習会は全国各地で開かれているので、機会があれば特にエギング初心者の方は参加をおススメしたい。

また、YAMASHITAの運営するエギCOMには日本全国から膨大な情報が集まっており、過去のデータから釣れるタイミングを予測してくれるシステムも実装されている。イベントに参加できない方も、コチラを使えば釣果アップにつながるかもしれない。

今回はエギング講習会だったが釣具のイシグロでは様々なジャンルの講習会を開催している。当日会場に行けば専門のアドバイザーが親切に面倒を見てくれるので、これから釣りを始めたい方も、新しい釣りに挑戦したい方も、今の釣りを更にレベルアップさせたい方も、初心者からベテランまで参加してみて欲しい。

今回初めて訪れた田子漁港は非常にロケーションも良く、トイレや売店があり海が透明で魚が見える事から、特に親子連れで釣りをするのに最適だと感じた。周辺には観光地も多く、釣りメインではなく旅行ついでに寄ってちょっと釣りを楽しむ、なんて遊び方も最高じゃないだろうか。釣りをしたことがない方の初めての体験にうってつけの田子漁港に、是非遊びに行ってみて欲しい。

<黒犬ちこり/TSURINEWSライター>

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