景観維持に、今年も火入れ 仙石原すすき草原
仙石原すすき草原で3月25日、景観を維持するための火入れが行われた。
ここに生えるススキやヨシは、枯れたまま放置すると藪のようになり景観を損なうほか、現在生息する動植物の生態系にも影響を及ぼす。かつては屋根材や家畜の飼料として利用するときに刈り取られていたが、現在は「茅場」としての役割を終えているため、毎年火入れをすることで変わらぬ景観を保っている。
火入れは1989年から続く毎年恒例の行事で、当日は山焼き実行委員会や町消防関係者ら200人が従事して、安全に執り行った。