岡本信彦の“産声”が聞ける? アニメ『ONE PIECE』くまの過去編に反響! ジニー役声優は小林由美子
1999年より放送がスタートしたアニメ『ONE PIECE(ワンピース)』(フジテレビ系/原作・尾田栄一郎)。これまで約18年にわたり日曜朝の顔として親しまれてきた本作ですが、2024年10月からおよそ半年間の放送休止期間を経て、2025年4月6日より毎週日曜23:15〜の放送枠で再スタートを切りました。
5月18日(日)には、第1129話「くまの過去 死んだ方がいい世界」が放送。
五老星のサターン聖が直々に上陸し緊迫するエッグヘッドでは、ボニー捕われさらなるピンチが迫ります。そんな中、彼女の父・くまの生い立ちを描く過去編「#エピソードくま」が放送されました。
すでに原作で内容を知るファンからは「ついにあのシーンがアニメになるのか…」「観る前から辛い」と話題になっていたくまの過去のストーリー。放送後もさまざまな感想がSNSにポストされています。
「これが深夜帯になった理由か…」くまの生い立ちに迫る過去編がスタート
祝福されながらこの世に生まれ、両親のあたたかい愛に包まれて暮らしていた幼いくま。ある日突然政府に“バッカニア族”の血筋がバレてしまい、一家揃って奴隷にされてしまいます。辛い奴隷生活もなんとか生き抜くくまですが、母も父も殺されて……という、涙なしでは見られない幼少期が描かれました。
特に胸を締め付けたのはくまとその父が「太陽の神ニカ」に思いを馳せるシーン。辛い日々の中でくまが生き抜く希望を失わぬようにと父がニカの存在を教えると、二人はいつか訪れる救いの日を夢見て束の間の穏やかな時間を過ごします。しかし、二人の楽しげな様子を見た天竜人はうるさいからと即座にくまの父を射殺。その返り血がくまに飛び散る描写はあまりに残酷でした。
SNSには、「さすがにこれは“死んだ方がいい世界”すぎる」「しんどすぎ」「そりゃ深夜帯じゃなきゃ放送できないよな…」「4歳に対する仕打ちがこれ!?」「天竜人は本当に胸糞が悪い」といった感想が並びました。
本作で描かれるキャラクターの過去編には、胸が苦しくなるほどの理不尽や悲しい出来事が描かれることが多くありますが、その中でもくまの生い立ちで起こるエピソードはトラウマ級と言っても過言ではないでしょう。
岡本信彦「初めて赤ちゃんの声をやりました」涙の演技も秀逸だった!
アニメーションの演出効果によって、さらにくまの辛い生い立ちに感情移入した視聴者も多かったのではないでしょうか?
中でも、幼少期のくまを演じる岡本信彦さんの悲痛な涙の演技には「岡本さんの泣き叫ぶ演技は心に突き刺さる」「岡本さんらしいがなり芝居と涙の演技がよく合ってて余計心が痛む」「配役えぐい。泣き叫ぶ演技が凄すぎて辛い」と絶賛の声が集まりました。
また、今回はくまが誕生した瞬間の産声も演じた岡本さん。Xでは、「初めて赤ちゃんの声をやりました」というポストも。声色の多彩さに、しばらくは岡本さんが演じていると気づかなかったファンも少なくなかったようです。
ジニー&イワンコフ登場がカッコよかった! ジニー役は小林由美子
天竜人によって人間の命が軽く扱われ続け、鬱々とした描写が続く過去編でしたが、ラストにはついに幼少のジニーとイワンコフが登場!
いつも死と隣り合わせで誰もが希望を削がれてしまう状況の中で、明るさとたくましさを失わず、今の姿ともどこか重なる個性的な出立ちで登場したイワンコフはまさに希望の光でした。視聴者からは「イワンコフ光属性すぎる」「イワさんめっちゃかっこよ!」「イワちゃん、希望すぎてもはやニカ」といった感想が寄せられ、辛い回の中で救いを感じられるシーンとなりました。
また、ジニーの声優を務めるのはアニメ『クレヨンしんちゃん』の2代目野原しんのすけ役でお馴染みの小林由美子さん。少年役の印象が強い小林さんですが、はつらつとして芯のある声色はジニーにぴったりですね。
そして今回は若かりし頃のガーリング聖も登場し、その髪色に驚いた視聴者も多いよう。年老いた姿は金髪ですが、若い頃は赤髪だったと予想するファンが少なくありませんでした。次回はそんなガーリング聖も活躍する予感の、ゴッドバレーを舞台にしたストーリー。現役時代のロジャーらの姿も観ることができそうです。
[文/まりも]