高垣市長が定例会見 環境学習を体感しながら学べるツール「触れる地球儀」導入など
東広島市の高垣広徳市長は、7月9日、定例の記者会見を開いた。脱炭素環境学習で活用する「触れる地球儀」の導入や、「世界に貢献するイノベーション創造のまち」をテーマにした未来のまちづくりを考えるシンポジウムなど3つの案件を発表した。(猪上)
「触れる地球儀」SPHERE(スフィア)80導入 脱炭素環境学習で活用
東広島市は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、直径80センチのデジタル地球儀「触れる地球儀」SPHERE 80を導入した。触れる地球儀は、国立環境研究所など化学研究機関からのデータを基に、タブレット操作や、直接触れることで気候変動など200以上のメニューを体感できる。広島中央エコパークの常設を予定。触れる地球儀を用いた説明員による解説や体験も予定している。
同市は、近畿大学の学生と連携し、触れる地球儀を使って、子どもたちが楽しく地球温暖化や脱炭素について学べる学習プログラムを作成。
今後は、市内の小学4年生が行う広島中央エコパークの社会科見学や出前講座などで活用する。
シンポジウムで「世界に貢献するイノベーション創造のまち」を市民や関係団体へ共有
東広島市は、今年3月に「第五次東広島市総合計画後期基本計画」を策定し、「世界に貢献するイノベーション創造のまち」と「暮らし輝き笑顔溢れる生活価値創造のまち」の2つの方向を目指している。
同市は、この基本計画に沿い、8月4日に東広島芸術文化ホールくららで、「世界に貢献するイノベーション創造のまち」をテーマに未来のまちづくりを考えるシンポジウムを開催。シンポジウムでは、野村総合研究所未来創発センター長 研究理事・神尾文彦氏による基調講演や、市内全9高校の高校生による将来住みたいまちについてのプレゼンテーション発表、「東広島市が未来に挑戦すること」をテーマにしたパネルディスカッションを行う。
東広島市×3大学が挑む地域創生 「Town & Gown構想」報告会を開催
東広島市と広島大学・近畿大学・広島国際大学は8月1日、行政と大学が一体となって市の課題解決に取り組む「Town & Gown(タウンアンドガウン)構想」の活動報告会を行う。
9月には市役所1階ロビーで報告会の様子をまとめたポスター展を実施、市民に活動の周知を図る。
プレスネット編集部