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産後の授乳ができなくて、おっぱいの張りを放置したら大変なことになったお話

たまひよONLINE

2人姉妹を育てるママライターの“愛華”です。私が次女を妊娠したのは33歳の時、長女が2歳4ヶ月の頃でした。当時、赤ちゃんが保育器から出られない状態が続き、産後の授乳ができなかったことで、おっぱいトラブルが起きました。

赤ちゃんは別室。パンパンなおっぱいの痛みは強烈!


出産時、赤ちゃんに異常が見つかり1週間ほど同室することができませんでした。そのため、私には同室指導や授乳指導が省かれ、看護師さんにおっぱいの状態をみてもらう機会を失ってしまいました。

「なんだかおっぱいが張ってきたな~」と思いつつも、「経産婦はおっぱいの出がいいとも聞くから、そのせいかな」くらいにしか思わず、放置してしまったのが間違いでした。

みるみるうちにカチンコチンの岩のようになり重く、触れるだけでも痛いほどに…!

そんな限界状態までいってから看護師さんへ相談したので、そこからがまた大変! 看護師さんがおっぱいを絞ってくれるのですが、「やめて、やめて! 触らないで! 痛い、痛いー!」と、同室の方の目もはばからず声を上げてしまうほど悶絶…。その痛みは想像以上でした。

「いっぱい出るよ~。よかったね~」と看護師さんが言ってくれるのですが、正直、「それどころじゃないっ!」という思いでいました。「カチンコチンなってしまう前に、もっと早く看護師さんに言うべきだったんだ」と心底、後悔しました。

産後入院中、おっぱいを絞る間隔をあけたら量が激減


看護師さんから「いっぱいおっぱいが出ているから、放っておけば、また張っちゃうと思います。手絞りするか、授乳室にある搾乳機で絞ったら、赤ちゃんにミルクあげるときにあげますよ」と言われました。

量があまり出ないのに搾乳機を使うのはあまりお勧めではないようでしたが、手絞りは私には難しかったです。看護師さんがやるとピューっと出るのに自分でやるとジワリしか出ない…。

幸い、母乳の量は出ていたので早々に搾乳機の許可を頂くことができました。ただ夜中に授乳室へ入るには、毎度開錠してもらわなければならず、気がひけてしまいました。

看護師さんによって「できるだけ行けたら絞りに行ってください」という方と「気になるようだったら行ってみたら」という方がいて、方針もまちまち。「忙しいのにわざわざ開錠してもらうのも悪いかな」と搾乳に行くのをとまどい、8時間ほど搾乳の間隔があいてしまったら、一気に出が悪くなってしまいました。

最初は80mlほど搾乳できていて、看護師さんにも「すごい、すごい」と言われていたのに、20ml、10ml…と、あっというまに微々たるものしかでなくなってしまいました。

退院後、頻繁に授乳するのを心がけ、母乳量も復活!


相談した看護師さんには、「間隔があいたから、おっぱいがもう母乳を作らなくていいと思ってしまったんだと思います。なんで行かなかったの?」と言われました。

「いやいや、そういうことになるんなら、ちゃんと行くようにもっと事前に言ってくださいよ。別に行かなくてもいいという言い方の看護師さんもいたから遠慮したのに」とも言えず…。夜中に行かなかった自分を責めました。

赤ちゃんと同室許可がでてから、入院中はミルクを足して時間で定量をあげるように過ごしました。

退院時には、「時間は気にせず、赤ちゃんが泣いたらどんどん吸わせてください。最初は頻繁になるかもしれないけど、赤ちゃんに吸ってもらうことで、おっぱいも復活してくると思いますから」と、看護師さんからのアドバイス。それで退院後は、母乳のあとに足すミルクは40mlほどのちょっとだけにして過ごしました。

すると、生後1ヶ月くらい経つ頃には、ほぼ母乳のみで、飲み足りなさそうに泣いたときだけ40mlほど1日に1~2回ミルクを足せばまわるまでに母乳量が回復しました。

病院の看護師さんは忙しそうで、ちょっとしたことを聞きにくいこともあると思います。でも、入院中は甘えていいでしょうし、状況が深刻になる前に相談したほうがいいと思いました。ただでさえ、産後の回復や、なかなか保育器から出られない赤ちゃんへの心配もあった私は、母乳に対してトラブルが出たことでさらに疲弊しました。もし次の機会があったときには、自分から言ってでも、早めにおっぱいの状態をみてもらおうと思います。

[愛華 * プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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