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八王子デニム、製作進む あやめ会と澤井織物がコラボ

タウンニュース

デニム生地の選定をする青木代表(左)と澤井代表

「八王子でつくる」をキーワードに、新しい名産品「八王子デニム」を製作する計画が昨年から始まっている。桑都テラス(中町)で「100圓ラーメン」などを手がける(株)あやめ会(子安町)と、伝統絹織物・多摩織などを製造する(有)澤井織物工場(高月町)がタッグを組み、現在、デニムパンツの試作品づくりを進めている。

「見た目は野暮ったく、でもそこまで重くない生地がいい」「もう少し濃い紺色でもいいのでは」--。

3月5日、高月町の澤井織物工場で顔を合わせた青木崇浩代表(あやめ会)と澤井伸代表(澤井織物)は試作のデニム生地を見比べながら意見を出し合った。

身に付ける郷土愛

2年前に八王子市民の味「100圓ラーメン」を復活させるなど、郷土愛につながる事柄に関心を寄せてきた青木代表。「八王子といえば養蚕や織物」の伝統文化を現代によみがえらせようと、万人に親しまれているデニムを「地元で」つくるため奔走している。

そんな青木代表が生地の製造を依頼したのは、伝統文化を継承する澤井織物。澤井代表は多摩織の伝統工芸士として評価が高く、昨年、東京都と八王子市からそれぞれ「名誉都民」「市民栄誉章」を授与されている。今回のデニム製作においても青木代表の思いを形にする。

目下の課題は「縫製」。通常の生地より厚く技術のいるデニム縫製ができる事業者が近くにあるのか。「市内産」にこだわりたいが、コスト面との兼ね合いもある。

1時間半ほど色味や織り方について話し合ったあと、選んだ生地で試作品のデニムパンツを製作することに話がまとまった。今年夏頃の完成を目指すという。

澤井織物工場で稼働している織機

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