おしゃれなガレージ実例7選|おしゃれにするポイント・注意点も解説
「おしゃれなガレージをマイホームにつくりたい」
「家族みんなが喜ぶガレージにしたい」
「参考になるおしゃれなガレージの実例やポイントを知りたい」
このようにお考えではないでしょうか。
この記事ではお施主様の趣味やこだわりを詰め込んだ、おしゃれなガレージを実例でご紹介します。おしゃれなガレージをつくるポイントや注意点も解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
ガレージとは?
おしゃれなガレージを選んだりつくったりするために、まずはガレージの機能や種類について押さえておきましょう。
ガレージとは?
ガレージとは車やバイクを駐車するための建物で、屋根があり、3方向が壁で囲われています。壁や屋根があることで直射日光や埃、花粉などから車を保護することが可能です。シャッターをつければ、強い日差しや風雨などを完全に遮ることができ、防犯性も高められます。
ガレージには壁があり個室のように使えるため、外観はもちろん、内装やインテリアにこだわりたい人にもおすすめです。
ガレージと車庫やカーポートの違い
車を駐車するスペースは、形状や用途に応じていくつかの種類に分かれます。
車庫はガレージと同じく駐車のための建物です。ただしガレージが整備やDIYなどさまざまな用途で活用されるのに対し、車庫の用途は車やバイクの保管に限られます。
カーポートは柱と屋根のみで壁がない、ガレージより簡易な駐車スペースです。車庫やガレージと比べると資材が少なく、設置費用も安く済みます。壁がないため車を保護する機能は低めです。なお、3方向以上が囲われる車庫やガレージが固定資産税の対象となるのに対して、カーポートは一般的に課税されません。
ガレージの種類
ガレージには主に2つの種類があります。
組み立て式ガレージは住宅から離れた場所に建設するガレージです。組み立て式は倉庫やガレージ資材を扱うメーカーからさまざまな種類が販売されています。施工は外構業者に依頼するのが一般的です。
ビルトインガレージは住宅の内部に組み込んで建設するガレージで、インナーガレージとも呼ばれます。ビルトインガレージは外に出ず住居から移動できるのが大きな特徴です。ビルトインガレージはハウスメーカーや工務店など建設会社が施工します。住居を支える丈夫で強い構造が必要なため、実績のある施工会社を選びましょう。
ビルトインガレージは狭い土地にも設置できるため都市部を中心につくられていました。昨今では利便性やデザイン性の高さが注目され、都市部以外でもマイホームを建てる際にビルトインガレージをつくる人が増えています。
高低差のある土地では彫り込み式の地下ガレージにすると限られた敷地を有効活用できるでしょう。
おしゃれなガレージの実例7選|間取りも紹介
お施主様の趣味やこだわりが詰まった、外観も内装もおしゃれなガレージを実例で7つご紹介します。間取り図で動線や利便性もチェックしてみてください。
おしゃれなバイクガレージのルームツアーはこちらの記事をどうぞ。
>>バイクガレージのついたおしゃれな家をご紹介!デザインのコツも解説
実例1:乗り降りがスムーズで強度も安心。狭小地のインナーガレージつき3階建て
土地面積18坪の狭小地に建つ、インナーガレージつきの3階建てです。内装は玄関と色味を合わせてシックにまとめられています。
玄関ポーチにつながる部分は運転席から出入りしやすいよう、開口部が広めです。また、ドアの開閉時にぶつからないよう、玄関ポーチの階段は低めの1段に抑え、玄関の高さを上げています。
3階建てのインナーガレージは強度や耐震性も気になりますが、こちらは正面の壁を二重にして対策。壁の隙間は収納に使えて便利です。
実例2:車の整備やプール遊びに大活躍|みんなが喜ぶ広いインナーガレージ
家の外壁と色味を合わせた明るめのグレーがおしゃれな、車2台分のインナーガレージです。横幅を広めに設計しているため作業がしやすく、スペースを必要とするタイヤ類や道具棚、大きなごみ箱も余裕で置けます。
内扉から雨の日も濡れずに荷物を運べる動線がとても便利。雨の日も広い屋根つきのお庭感覚で遊べるため、子どもも大満足のガレージです。
実例3:玄関から愛車を眺められる、外観も内装もスタイリッシュなバイクガレージ
趣味のバイクを土間玄関の窓から眺められる、バイクガレージです。
モダンな外壁は面部分を黒、縦ラインを薄いグレーで塗装して奥行きを出し、シンプルながらスタイリッシュな印象。ガレージのシャッターは格納ボックスが見えないよう内側に取りつけることで、住居部分と一体感が出てすっきりおしゃれにまとまっています。
おしゃれなライトは、バイクをかっこよく照らせる首振り仕様。土間玄関に手洗いシンクがあり、メンテナンスで汚れた手もさっと洗えて便利です。
実例4:高級感が漂う、高速シャッターつきのシックなビルトインガレージ
外壁は同色で、シャッターはウッドフェンスと同系色でシックにまとめた高級感のあるビルトインガレージです。車通りが多い立地でもスムーズに車庫入れできる高速シャッターを採用。内扉で玄関につながるため、雨の日も荷物を濡らさず運べて便利です。
横幅を広めにとっているため乗り降りがスムーズで、ラグジュアリーな印象もアップ。ゴルフバッグやごみ箱を置いても余裕が感じられます。
ガレージで長く快適に過ごせるよう、玄関にも一工夫。暑いときや疲れたときは内扉からエアコン完備の玄関にさっと移動して休めます。
実例5:シックなアクセントウォールがおしゃれ。強度もばっちりの3台分インナーガレージ
3台分のガレージは存在感が大きいため、住居部分の外観と一体感を持たせることで、高級感のあるおしゃれなインナーガレージをつくれます。
壁の面部分にさりげなく異なる色柄を使うことで印象が引き締まり、シックなアクセントウォールに。住居部分となじむ色柄を選んでいるため、スタイリッシュにまとまっています。
柱を幅のある筋交い入りの壁にすることで、構造上の強度もアップ。間仕切り効果はありながら、ドアの開閉には差し障りなく、DIYやバーベキューの際はガレージ内を広々と使えます。
実例6:外観のモダンな立体デザインを活かす、すっきりスタイリッシュなバイクガレージ
バイクガレージと玄関周りの立体的なデザインがかっこいい、モダンな平屋です。シャッターの格納ボックスを内側につけることでガレージ周りがすっきりして、モダンな外観がいっそうスタイリッシュに見えます。
内扉でLDKとつながっており、くつろぎながら愛車を眺めたり、メンテナンスで出入りしたりしやすく便利です。ゆくゆくはDIYで棚を設けられるとのことで、いっそう活用度が増すでしょう。
お施主様の後悔ポイントは、換気扇をつけなかったこと。長時間ガレージ内部で過ごす人は、排熱のための換気窓や換気扇の設置を検討することをおすすめします。
実例7:仲間と愛車を楽しむためにつくられた、土間リビングと直通のバイクガレージ
バイク愛好家が憧れる、土間リビングやウッドデッキと土足で行き来できるガレージです。ガレージで仲間と作業したあとは、土足のままリビングの大きな窓から愛車を眺めたり、ウッドデッキでバーベキューを楽しんだりできます。
ガレージのインテリアはメンテナンス道具が使いやすくディスプレイされ、おしゃれな工房のようです。日中は明るい日差しや風が窓から入り、夜はおしゃれな照明でバイクをかっこよく照らせます。
ガレージをおしゃれにするポイントや注意点
外観や外構のデザインと調和させる
駐車する台数が増えるほどガレージのサイズも大きくなり、家全体の印象に影響を与えます。ガレージそのものはおしゃれであっても、デザインによっては住居部分や庭から浮いてしまったり、ちぐはぐな印象を与えてしまったりするため注意が必要です。
ガレージをつくるときは、住居の外観や外構のデザインと調和させると、ガレージも家全体もおしゃれになります。ガレージの壁やシャッターの素材や色は、外観や外構のテイスト感やデザイン、色との調和を考えて選ぶとよいでしょう。
内装は汚れにくくお手入れしやすい素材を選ぶ
ガレージの内部は土埃や排ガス、オイルや水しぶきなどで汚れやすいため、内装材は汚れに強くお手入れしやすい素材を選ぶとよいでしょう。グレー系やブラウン系など汚れが目立ちにくく、シックでおしゃれに見える色を選ぶのもポイントです。
なお、ガレージは建築基準法の内装制限で、壁や天井には準不燃以上の素材を使うよう義務づけられています。木材など可燃性の素材や、防火性能の低い素材はおしゃれであっても内装の仕上げに使えないため、注意が必要です。
長時間滞在するなら採光・照明や換気・空調も考慮する
ガレージをメンテナンスやDIYの作業場として、また子どもの遊び場として長い時間使う場合は、快適さを確保することも重要です。
ガレージ内部は排ガスや排熱がこもりやすいため、採光と換気のための窓や換気扇、エアコンなどの導入も検討するとよいでしょう。照明を取りつけておくと作業がしやすいうえ、愛車をおしゃれに照らして楽しむこともできます。
まとめ:実例のイメージやポイントを参考におしゃれなガレージを計画しよう
この記事では、おしゃれなガレージの実例を厳選してご紹介しました。
目指すおしゃれなガレージの基準はつくる人の趣味やライフスタイルによって異なるため、たくさんの実例に触れて理想のイメージを固めていくことが大事です。お施主様のこだわりポイントや後悔ポイントも、これからガレージを計画する人にとっては有益な参考資料となるでしょう。
ガレージをおしゃれにするためのポイントや注意点も参考に、自分らしくおしゃれなガレージを計画してみてください。