【11/9(土)開催】成羽愛宕大花火 〜 川の水面に映える仕掛け花火を観に行こう
秋も深まりゆく今日この頃、毎週末のように何かしらのお祭りが催されていますが、この記事で紹介するのは秋に開催される花火大会。
夏のイメージが強い花火大会ですが、温暖化や警備上の問題などもあり、近年は季節をずらして開催されることも増えています。
高梁市成羽町で320年の歴史を誇る「成羽愛宕(なりわあたご)大花火」。
平成30年西日本豪雨やコロナ禍による休止を乗り越えて、昨年(2023年)より6年ぶりに復活しました。
今年は復活2年目で2024年11月9日(土)に開催されます。見どころなどを紹介します。
「成羽愛宕大花火」について
「成羽愛宕大花火」は高梁市成羽町の、成羽川河川敷で開催される花火大会です。
江戸時代より300年以上続く伝統の花火大会で、今年は2024年11月9日(土)午後7時〜8時に開催予定です。
見どころは町民による手作りの「仕掛花火」でしょう。
成羽名物「仕掛花火」
成羽といえば仕掛花火が有名で、他の花火大会にはない特徴の一つです。
上の写真は、対岸の山から川に向けて架けられた「大銀滝」と呼ばれている仕掛で、花火大会のハイライトにて川面を明るく照らします。
仕掛花火はこのように、河川敷に設置されています。
毎回、その年に流行ったものなどの時事ネタを題材とした仕掛も披露されます(写真は2014年、前年に流行した妖怪ウォッチの仕掛花火)。
今年はどんな仕掛花火を見られるでしょうか。今から楽しみですね。
備中神楽
高梁市成羽町は備中神楽発祥の地です。
花火大会の前夜には子供神楽、当日の正午から午後6時まで、名うての神楽師による奉納神楽が催されます。
花火大会会場からも近いので、早めに到着したら、鑑賞するのもおすすめです。
以前はこちらの写真のように、河川敷の特設ステージで深夜まで催されていましたが、今は会場近くにある「伊藤記念ホール」での公演となります。
おわりに
平成30年西日本豪雨とコロナ禍での休止を経て、秋開催としては2回目の成羽愛宕大花火。
他所の花火大会ではなかなかお目にかかれない、仕掛花火の数々はご当地ならでは。一見の価値があります。
筆者も子どもの頃から幾度となく訪れている花火大会。山あいの町で開催されるので、可能であれば渋滞回避のためにも早めの時間(午後5時頃)に到着することをおすすめします。
また打ち上げ花火は町内の他の場所からでも見られますが、せっかく成羽まで足を運ぶのでしたら仕掛花火を目の前で見られる有料観覧席(1,000円/人)で鑑賞してくださいね。
※その際は、レジャーシートの持参をお忘れなく