新丸子東在住川本哲平さん 24年度「活躍した子」 地域団体が表彰
口笛演奏の世界一を決める「口笛世界大会」のティーン部門で昨年3位になった川本哲平さん(15)=新丸子東在住=が3月20日、2024年度に最も活躍した子どもとして地域団体「チームNETSUGEN」から表彰された。
中原中学校をこの3月に卒業した川本さん。口笛演奏の普及・啓発等を行う「ジャパン・ウィスリングコンフェデレーション」が主催し、音程や音色、息継ぎなどの技術やビブラート、リズムの表現を競い合う「第46回口笛世界大会」に昨年6月に出場。13歳から17歳以下のティーンの部で3位入賞した。「いつでもどこでも口笛を吹かない日はないくらい、自分にとっては呼吸と同じようなもの。名誉な賞をいただけて光栄」と受賞を喜んだ。4月から都内の国立高校に進学する。「世界大会にまた出たい。『音楽のまち・かわさき』の発展に少しでも貢献できたら」と目標を語った。
同団体は、中原区や高津区を拠点に、地域の子どもたちを応援するために活動している。同表彰は毎年実施しており、今回で7回目。主宰する松本智春さんは「2年前の大会でもチャイルド部門で優勝した口笛技術を持つ中学生が川崎にいることを知り、会いたかった。口笛の技術を独学で習得し世界の舞台に上り詰めたのはすごい」と今回の表彰理由を説明。地域の子どもたちへ「好きなことに全力で取り組む姿は、大人にも元気と勇気を与えてくれる。未来の川崎を一緒に作っていきましょう」とエールを送った。