藤枝MYFCのMF杉田真彦(静岡西高出身)が完全合流!残り2戦「無駄にできない。最後の最後まで」
藤枝MYFCの杉田主将、攻撃のクオリティーに手応え
J2藤枝のMF杉田真彦選手(静岡西高出)が約1カ月ぶりに練習に完全合流しています。昨年5月に右ひざ前十字靱帯(じんたい)と内側側副靱帯を断裂。今季は開幕から戦列に復帰したものの、なかなか状態が上がらず出場は14試合、8月10日を最後に試合から遠ざかっていました。
それでも残り2試合のシーズン最終盤に復帰し、11月1日にはミニゲームにも参加。精力的に声を出してチームをもり立てました。キャプテンとして最後まで戦い抜く決意です。
一問一答
ー別メニュー調整から練習に合流した。
「1カ月ぐらい別メニューでしたが、(10月)31日から完全合流しました。以前より痛みは抑えられているので、あとはコンディションを上げるだけかなと思います。とにかく試合をやりたいですね。試合がある週の練習はピリピリした雰囲気になるので、そういうときが一番うまくなると思っています。
もちろん試合に出るためにやりますが、どれだけうまくなれるかというところが試されていると思います。土壇場で一番力を発揮しないといけないので最後の最後までやりきります」
ー膝の状態は。
「今季は良くない時期がほとんどでした。その中で工夫しなければいけませんでしたが、耐えられずに休みを取りました。今後もこうやって付き合っていかなければいけません。まだ動きは良くないですが、その中でパフォーマンスを出していくことが大事になります」
ー直近の試合は失点が増えている。チームとして危機管理意識は。
「今まで前への意識が前提になってきたので、なかなか意識を高めにくい状況ではありますが、そこを落ち着いて見られるボランチやコントロールできる選手がまだ少ないです。
その部分は自分が得意でもあるので声かけやプレーで示していければと思っています。前に掛かる力が強い中で、そのあたりを見る力が付けば藤枝は相当いいチームになっていくと思います」
ー前節千葉戦は攻撃的なシステムだった分、中盤にスペースも生まれていた。
「前半は自分たちがいい時間帯でも中盤にスペースがあり、ボールを取られていたらそのスペースを使われていたと思います。その状況でも相手を見ておくとか、立ち位置を変えておくことが必要になります。
でも攻撃のクオリティーは『他のチームでここまでできるところははあまりないな』と思うくらい高いです。その中でリスクを管理する力が必要になると思うので、自分が試合に絡めれば、そのあたりをケアしていきたいです」
ー残り2試合に向けて。
「個人としてもチームとしても大事な試合になります。絶対に無駄にはできません。最後の笛が鳴るまで、藤枝として来季につながる戦い方をしたいなと思います。前節の千葉は0−2からひっくり返す強さがありました。あのような力が必要だと思います」