ニシン蕎麦ならぬ「ハゼ蕎麦」はいかが?“焼き干し”の旨味が効いた、釣り人ならではの贅沢
子供の頃まで仙台に住んでいたので、ハゼを釣って来ると婆さまが焼き干しを作ってくれました。婆さまが作った仙台雑煮をベースに私は家電機器を使って簡易的に焼き干しを作って蕎麦へアレンジ。我が家の定番メニューになりました。
レシピ◎高橋邦宏(ハゼ釣り情報局)
ハゼ蕎麦の作り方
1.まずはウロコを落として内臓と胸ビレと腹ビレを取る
2.酒と塩に30分ほど浸け、120度に熱したオーブンで20分焼き、30分休ませ、再び20分焼く。冷めたら冷蔵庫に1日から2日入れて冷乾燥させれば焼き干しの完成
本場の仙台では遠火の強火でじっくり焼いて、木枯らしで乾燥させていくが、今はオーブンで焼いて冷蔵庫で干す簡易バージョン。小窓から焼けぐあいをチェックできるので失敗も少ない
3.ハゼ焼き干し3尾を、水350ccと酒大さじ2に浸し、一晩冷蔵庫にて戻す
焼き干しの完成。仙台のハゼに比べるとやや小さめながら保存も利くので便利な食材
4.鍋に移したらハゼを入れたまま弱火で煮立て、醤油を大さじ1、塩小さじ半分で味を整え、つゆは完成
5.茹でた蕎麦につゆをかけ、出汁を取ったハゼと生卵、ネギなどをお好みで乗せてどうぞ
ニシン蕎麦ならぬハゼ蕎麦。ハゼ出汁が効いた優しい味わい
※このページは『つり人 2025年11月号』掲載の記事を再編集したものです。