<逆ギレする義姉!>甥っ子の預かり、1時間のハズが?連絡もつかずモヤモヤする……【まんが】
私(マコ)は、現在育休中。2才の娘ミオを育てています。育休は最大で3年とれるため、長めにいただいて今しかない子どもとの時間を楽しんでいます。義実家は徒歩30分ほどの距離にあり、頻繁ではありませんが季節の挨拶程度には顔を出すようにしています。同じくらいの距離に義姉も住んでおり、義実家に行ったときなどに顔を合わせる程度で、適度な距離感を保って生活していました。義姉とは子どもの年齢が近いこともあり、会うときは育児についての話がメイン。距離を詰めすぎると互いの嫌なところも見えてきてしまい、今後の関係性に影響が出てきてしまう恐れもあります。つかず離れずの今くらいの距離感がちょうどいい。そう思っていました。しかしそんな関係が壊れてしまう出来事が起きてしまうのです。
こんな風に、2才児相手に毎日手を変え品を変え、なんとかやり過ごしています。 義実家は徒歩で30分ほどの場所にあります。頻繁に伺うことはありませんが、義両親はミオのことをとても可愛がってくれていました。 また徒歩20分くらいのところには、義姉も住んでいます。
義姉のところには小学1年生のケンタくんと、3才のコウタくんがいます。コウタくんは来春から幼稚園で、ミオの1才年上。子ども同士の年齢は近いですが、義姉との距離感は、義実家に行ったときに話す程度のつかず離れずなものでした。
少し迷いましたが、”困ったときはお互い様だもんね。1時間くらい、いいか”と考え了承しました。
やってきたコウタくんは案の定元気いっぱい。大丈夫かな……と先行きが不安になります。
そうしてコウタくんとミオと一緒に遊んだり、オヤツを食べたりしながら過ごしていると、あっという間に15時になりました。”もう15時か……。まぁ長引くこともあるし、帰り道の時間も考えて16時にはお義姉さん帰宅するかな”そう思っていたのですが……。
コウタくんのパンチがミオにヒット。いくらやんちゃな子とはいえ、驚きましたし悲しくもなりました。義姉はなぜ戻ってこないのでしょうか。
義姉とはそこまで深く話したことはなかったので、人となりをあまり把握はしていませんでした。ただ夫のアサヒは姉に頭が上がらない様子。しかしそんなものは私には関係ありません。 冷たいと思われるかもしれませんが、私は「親戚関係は細く長く続いていくもの」という考え。義姉との関係も、波風を立てずに適度な距離感を保っていこうと思っていました。 しかし今回はどうしても困っている様子だったので、コウタくんを預かることにしたのです。しかし待てど暮らせど、「1時間くらいで終わる」はずの教育相談から義姉が戻ることはありませんでした。
「子ども2人だと大変」義姉のあきれた言い訳!二度と預かるかッ
私が義姉に送ったLINEは、未読のままでした。時計が17時30分を回ったころ、コウタくんは寝てしまいました。
私はしばらく呆然としてしまいます。そうして、時間とともに怒りがフツフツと沸いてきました。
“なんで買い物? てゆーか教育相談は? いったい何時に終わったの? それに買い物行くなら、普通連絡するよね? 何も言わずに予定を追加するとか、何? そもそも約束は1時間だったはずでしょ? 4時間以上も経っているんだけど”私のなかで義姉への不満、今まで大変だったこと、さまざまな思いが怒りとなってこみ上げました。
「お義姉さん、遅くなるなら一言連絡くらいするべきだと思いますけど……」私がそう言うと、「まだ子ども1人だから分からないんだね~……子どもが2人になると、本当に大変なの。自分の時間は持てないし、子ども1人ずつとゆっくり向き合う時間もないの。それなのに少し時間に遅れたくらいで、そんな言い方……」義姉の無神経さに驚きました。子どもが2人で大変なんて事情は、私に関係ありません。
「約束の時間を守らない方がありえないと思いますけど。だったら早く迎えに来ればいいじゃないですか」私の言葉に義姉は「あーあ、最悪……。今日の夜、絶対に寝るの遅くなるじゃん……」と感謝の言葉は一切ありませんでした。
義姉は遅れてきたことを悪いと思っている様子もなく、「普段大変なのだから仕方ないでしょ」と言わんばかりの態度でした。いくらなんでもそれはない! そう思った私は、義姉の言葉に言い返してしまいました。 すると義姉は子どもの数を引き合いに出しただけではなく、コウタくんが泣き疲れて寝てしまったことまで私が悪いかのように責めてくるのです。ありえないのはどっち? と再び喧嘩口調になりそうでしたが、これ以上言い合いになっても話は平行線のままでしょう。 「ありがとう」の一言もないまま帰っていく義姉たちの背中を見つめながら、私は「もう2度と預かるものか」と固く心に誓ったのでした。
「次から気をつけよう」義姉の肩もつ夫に怒り爆発!次なんてナイ
「いや、どっちの気持ちも分かるから難しいなーって思って」夫は何を言っているのでしょうか。「もちろん、マコが大変だった気持ちも分かるよ? でもさ、普段は姉ちゃん、ケンタとゆっくり過ごせないんだろ? 教育相談に行っているってことは、ケンタのことでいろいろあるんだろうし、たまには2人でゆっくり過ごしたいって思う気持ちも分からなくない?」
「しかも後半はコウタ寝てくれたんでしょ? だったらそこまで大変でもないじゃん」さすがに夫のこの一言は聞き捨てなりません。
「それは姉ちゃんも同じなんだから、そこらへんは気を使ってあげないといけなかったんじゃない? 次から気を付けよ?」「いや、次とかないから! てゆーか、なんで約束の時間を破ったあげく、何の連絡もなしに人に子どもを預けたまま買い物に行っていた人に気を使わないといけないの?」
「なんでって、今日はマコが預かるって決めたんだろ?」夫のその一言に何かがプツンと切れました。
1時間と4時間ではこちらの心づもりも全然違います。それに、義姉には連絡もつかず、いつ迎えに来てくれるかわかりませんでした。私の苦労や怒りをなぜわかってくれないのでしょうか。
どうやら夫には私の気持ちが伝わらなかったようでした。夫は「なんでそれくらい」と思っているのでしょう。私にとっては重大なできごとでも、夫にとっては取るに足らないことなのです。
夫は以前から姉に頭が上がらないところがありました。しかしそれは2人の姉弟間の問題であって、私には関係ありません。 妻である私が怒っているのに、「姉の気持ちも分かる」とは……? どこまで義姉の肩をもつのでしょう。義姉のフォローは、あなたがた家族でやってください! 私には関係ありません! そう声を大にして言いたい気持ちを抑え、まずは「こっちが子どもを預かっているのに、預けた相手が時間通りに帰ってこない」ことを体感してもらう必要があると思いました。 タイミングよく、週末に歯医者の予定が入っていた私。1時間くらいで戻ると言って、戻る時間を少し遅らせてみることにしました。果たして夫はどんな反応をするのでしょうか。
恐怖のクイズ「さて、非常識で無神経なのは誰だったでしょう?」
「ごめんごめん~! 普段、なかなかひとり時間ってないから、買い物していたら遅くなっちゃった」私が言うと、「1時間って言ったじゃん! 途中でミオがグズって大変だったんだぞ?」
「買い物行くのもいいけれど、だったら連絡のひとつくらいしろよな? しかもこっちが送った連絡は未読だし」「あ、そうだった? ごめんごめん。ミオは?」
「こっちは大変だったのに、なにそれ……?」怒っている夫に私はわざと「大変だったって……途中で寝てくれたんだから、そこまで大変じゃないでしょ?」と言いました。
義姉がしたこと、夫が言ったこと。これで少しは非常識さがわかったでしょうか。
「あなたと私は”夫婦”です。そしてミオはあなたの娘。娘の面倒を見ることは親の務めでもありますよね?」「私とお義姉さんは、もともと他人です。コウタくんとも、頻繁に会うような関係性でもありません。それでも善意で預かったのに、連絡もなしに勝手に予定を追加して時間に遅れておいて、私に文句を言ったお義姉さん」言葉にすればするほどあの日の苦労が思い出され、夫の対応に腹が立ちました。
「さて非常識、かつ無神経だった人は誰でしょーか?」「…………姉ちゃんと……俺……デス……」
ミオには少し可哀相なことをしたかもしれませんが、父親とじっくり過ごすいい機会になったと前向きに捉えたいと思います。 人間は信頼関係が大切です。約束の時間を過ぎるのであれば、一言連絡をするべきですよね。万が一連絡をしそこねたとしても、謝罪やお礼をして相手に不快な思いをさせないように努めるものだと思います。今回の義姉は時間に遅れたことを「仕方ない」と言い切り、私にお礼の一言もありませんでした。文句ではなく、しっかりと謝ってお礼を言ってくれれば私の心象もまた違っていたのかもしれません。 ひとまず夫に私の気持ちを理解してもらい、義姉に対する今後の対応についても了承を得られたので、良かったということにしておきます。
【義姉の気持ち】チャンス!長男と2人っきりの時間も大事だよね?
私(ルミ)は夫のタロウと小学1年生の長男ケンタ、3才のコウタの4人家族です。現在は専業主婦をしていますが、コウタが幼稚園に上がったらパートでも始めようかと思っています。実家は徒歩で10分くらい。実家の親に子育てを手伝ってもらいながら、日々頑張っていました。弟家族も徒歩で20分ほどの場所に住んでいます。いざとなったら皆で助け合っていこう、そんな風に思っていました。しかし、最近長男ケンタのことで学校から連絡が来るようになりました。担任との教育相談に次男を連れて行くことができないので、私は弟のお嫁さん、マコちゃんに次男を預けたのでした。
私はマコちゃんにコウタを預けて、教育相談に来ています。ケンタについて、先生からアドバイスをいただき、家庭でも引き続きしっかりと見守っていく話で落ち着きました。
「コウタに手がかかって、なかなかケンタと2人の時間を過ごせていなかったもんね。学校のこともあるし、しっかりとケンタの話を聞こう」せっかくのケンタとの時間。私はそう考えました。
そうして私たちは手を繋いでたくさん話をして、2人きりの時間を過ごしました。それなのに……。
「お義姉さん、遅くなるなら一言連絡くらいするべきだと思いますけど……」マコちゃんに怒られました。少し時間に遅れただけなのに、なぜ怒られなければならないのでしょうか。
「マコちゃんは子どもが1人だから楽でいいよね……。でもだからこそ分からないのよ。上の子との2人時間がどれだけ貴重かなんて。だから少し時間に遅れたくらいで文句言ってくるのね……」正直、マコちゃんはこちらの苦労をわかっていないとしか思えませんでした。 またコウタを預けなければならなくなったとき、頭に浮かんだのはマコちゃんでした。でもマコちゃんとは前回、少し言い合いになってしまっています。頼みにくいけれど、背に腹は代えられません。私は弟に連絡をしました。
「でもそれはマコには関係ないじゃん」弟の言葉にハッとしました。私の子育てが大変だろうと子どもとの時間を作るのが難しかろうと、マコちゃんは他人でありケンタを預かってくれたのは善意であるはずです。
子どもの数に限らず「子育ては大変だ」ということは、私自身が一番よく知っていたはずなのに……。自分を恥ずかしく思いました。 その後、マコちゃんに謝罪をしに行きました。表面上は許してもらいましたが、きっとマコちゃんは2度と子どもたちを預かってくれることはないだろうし、私に子どもを預けることもしないでしょう。 夫は激務で頼れません。両親も、いつも都合がつくわけではありません。そんななか、私は自分の行いのせいで助け合える存在をひとり失ってしまったのでした。しっかり約束の時間を守ること、自分の都合ばかり押し付けないこと、謝罪や感謝をちゃんと伝えること……。人と信頼関係を築くときに大切なことを改めて思い知りました。今後の人生に活かしていきたいと思います。