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3万人が踊り狂う錦糸町の夏フェス! 「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」が7月30・31日に開催

さんたつ

531578河内音頭

2日間で約3万人を動員——とは音楽フェスでなく、錦糸町で行われる盆踊りのこと。高速道路下の異質な空間で老若男女が踊り狂う「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」が2025年7月30(水)・31日(木)に開催。足を踏み入れれば、すっかりトリコに!

河内音頭は「今も進化し続けている民謡」

2025年6月某日、とある会議室で行われたのは河内音頭の練習会。半数近くが未経験者だったが、初心者でも覚えやすい「手踊り」から足の動きがメインの「マメカチ」、それを錦糸町風にアレンジした「マンボ」まで教わり、最後は輪になって踊った。曲が終わる頃には参加者に一体感と高揚感が生まれ、熱気ムンムン。

この日の練習会にはさまざまな年代の50人ほどが参加。橋本美靭成(みしななり)先生による分かりやすいレクチャーで参加者も自然と笑顔に。

河内音頭とは、大阪の河内地方で愛されてきた盆踊りの歌。音頭取りが長編の物語を一定のリズム、節回しで歌い上げ、和太鼓や三味線、エレキギターなどが加わる、全編生歌・生演奏のライブ形式。「河内音頭は時代の流行り物を取り入れ、今も進化し続けている民謡」と話すのは実行委員のいちばけいさん。

2024年の様子。赤提灯が灯るステージから大音量で河内音頭が響きわたり、来場者も「イヤコラセー、ドッコイセ」と歌って踊りまくる。2025年は「散歩の達人」の提灯も!

そんな河内音頭と錦糸町が出合ったのは1982年。東京の河内音頭愛好者と錦糸町商店街の青年たちが意気投合し、本場から音頭取りを招いてライブを行ったのがきっかけ。以来、錦糸町の街で40年以上育まれてきた。

ほかの盆踊りと異なるのは踊り場に複数の踊りが混在し、若い世代の参加者も多い。「輪の中心を反時計回りに手踊りが、外側を時計回りにマンボが踊ります。まずは見よう見まねで挑戦を。とはいえ自由度の高さがウリです」といちばさんは笑う。一見カオスな現場だが、生演奏に酔いしれてくるとそれが心地いい。アドレナリンが大量放出されて、新たな自分を発見しちゃうかも!?

開催概要

第43回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り

2025年は「散歩の達人」の提灯も!

開催期間:2025年7月30日(水)・31日(木)
アクセス:JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅南口から徒歩6分
開催時間:17時30分~21時
会場:東京都墨田区江東橋3-1 付近 竪川親水公園特設会場

【問い合わせ先】
錦糸町商店街振興組合 info2@kinshicho-kawachiondo.jp

取材・文=香取麻衣子 撮影=オカダタカオ
『散歩の達人』2025年8月号より

香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。

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