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「第23回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」が8月3・4日に開催。きらびやかな衣装をまとった踊り子たちが夏の夜を盛り上げるインドネシア・バリ島の芸能の祭典

さんたつ

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インドネシアのバリ島に伝わる芸能の祭典「第23回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」が、2024年8月3日(土)・4日(日)に東京都杉並区の阿佐ヶ谷神明宮で行われる。緑あふれる心地のいい境内でバリの舞踊や音楽が楽しめる貴重な機会。旅している気分で夏の夜を楽しもう。

阿佐ケ谷で繰り広げられるエキゾチックな夜

阿佐ケ谷の夏祭りといえば「阿佐谷七夕まつり」が有名だが、この「阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」も回を重ねるごとに認知度を増していき、今年で23回目。暑さが少しだけ和らいだ夕方、阿佐ヶ谷神明宮の境内でバリのさまざまな舞踊が披露される。

阿佐ケ谷とバリ舞踊の気になる関係について教えてくれたのは、実行委員長の松重さん。「バリには自然崇拝が根付いていて、ほとんどの寺院は自然の中にあり、聖なる場所として信仰されている。日本でも信仰の場である神社でバリの舞踊を披露できないかと考え、阿佐ケ谷に住んでいた縁もあって宮司さんにお願いしたのが始まりです」。

松重さんはかつてバリで観光客向けのショーを見たのをきっかけに、自身も現地でバリ舞踊を学んだ。ダンスを通じて知り合った仲間も多く、2002年に関東近辺のチームに声を掛けて初開催したのが「阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」だ。今では関東だけでなく、東北や沖縄からも披露の場を求めてチームが集まる。「マニアックな世界なのでみんなで支え合いながら開催しています」と松重さんは話す。

華やかな衣装やきらびやかな音色に注目

会場の阿佐ヶ谷神明宮へはJR阿佐ケ谷駅から徒歩数分ほど。昼間の暑さが少し落ち着いた夕方からイベントはスタートする。

能楽殿では踊り子たちが華麗な踊りを披露し、観客は芝生の桟敷席や椅子席から楽しむ(1日目は10演目、2日目は8演目を予定)。「見どころはバリ独特の模様が施された華やかな衣装。金色をたくさん使っているので照明にも映えるんです。かぶりものやメイクにも注目してほしい」(松重さん)。衣装のほかにも、きらびやかな音を奏でる青銅の打楽器・ガムランも魅力のひとつだ。

辺りが暗くなると、会場は幻想的な雰囲気に包まれる。

会場にはインドネシアの料理やビール、本格的なバリコーヒーを出す店が出店する。「神社という神聖な空間で行われるイベントなので、本場バリのお祭りとかなり近い雰囲気を感じてもらえるのでは」と松重さん。バリの踊りや音楽、フードやビールを満喫して、夏の夜を楽しもう。

エスニックなバリ料理にビールがこれまた合う!

開催概要

「第23回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」

開催日:2024年8月3日(土)・4日(日)
開催時間:17:00開演(16:00開場)
会場:阿佐ヶ谷神明宮(東京都杉並区阿佐谷北1-25-5)
アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩2分

【問い合わせ先】
パノラマ★アワー☎03-6454-7128
公式HP:https://asabalidance.wixsite.com/asabali

取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供

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