ヒキガエルに人工呼吸してガンギマリで狂人たちから逃げるケロケロ系トリップムービー『Toad』爆誕へ ─ ジェームズ・フランコら出演
ガンギマリのカエルさん?米プロダクション会社Laugh Factoryから、豪華キャストの奇想天外なコメディ映画『Toad(原題)』が誕生しそうだ。米が報じている。
物語の中心となるのは、ひょんなことから犯罪王チャールズに命じられ、ロサンゼルスからラスベガスまで謎の箱を運ぶことになったマリファナ常習犯のサムとアレックス。2人が好奇心を抑えられずに箱を開けると、中にはサイケデリックな幻覚を引き起こす、ソノラ砂漠に生息する“アシッド”ヒキガエルがぎっしりと入っていた。
ラスベガスに向かう車中でヒキガエルが“オーバーヒート”しかけていたため、2人はうかつにもヒキガエルにマウスツーマウスの人工呼吸で蘇生を試み、ヒキガエルからサイケデリックな分泌物を大量に摂取してしまう。すっかりケロケロにハイになった2人は、実物大の喋るヒキガエルで、霊的ガイドの「アール」を旅の相棒にラスベガスへ向かう。道中では、危険なバイカーギャングやセックスカルト、チェーンソーを振り回す狂人や五つ星フレンチ・レストランのヤバいシェフなど、個性的なキャラクターたちと遭遇。彼らは、それぞれ腹黒い理由でヒキガエルを狙っている。危険をはらんだ“トリッピー”なロードトリップで、サムとアレックスはアシッド・ヒキガエルをラスベガスに無事届けることが出来るのか……?
タイトルの「Toad」はヒキガエルという意味で、ソノラ砂漠はアリゾナ州とカリフォルニア州、メキシコのソノラ州にかけて広がる砂漠だ。
サム役を演じるのは、『ツイスターズ』(2024)などに出演し、『ツイスター』(1996)の故ビル・パクストンを父親に持つジェームズ・パクストン。アレックス役は、『Feeling Randy(原題)』のオリバー・ワイマンが演じ、犯罪王チャールズ役で『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』(2022)のクレイグ・ロビンソンが出演する。
役柄は不明だが、『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのジェームズ・フランコ、『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(2024)のティファニー・ハディッシュ、『シン・シティ 復讐の女神』(2014)のクリストファー・メローニ、『ダークなナイト ブラックさん家の史上最悪の隣人』(2021)のカット・ウィリアムズもキャストに名を連ねる。
監督を務めるのは、『チレラマ CHILLERAMA』(2011)『ラスト・ムービースター』(2017)などのアダム・リフキン。リフキンは、『ブライズ・スピリット(2020)のピアーズ・アシュワースと脚本も手がける。プロデューサーを担うのは、『ブリッツ』(2011)のブラッド・ワイマン、『Last Train to Fortune(原題)』のマイケル・P・J・ガースタインほか。
本作は、デヴィッド・フューラー、ジョン・ワイザー、Laugh Factoryの創設者ジェイミー・マサダが率いる長編映画ベンチャー、Laugh Factory Presents傘下で製作される初の映画となる。
監督のリフキンは、「プロデューサーとLaugh Factoryは一流の才能を確保し、この物語をさらに盛り上げ、視聴者を爆笑させる素晴らしい仕事をしてくれたと思います。また、このプロジェクトを世界中に届ける役割を、Architectが担うことも嬉しく思います。今、これ以上ないほど興奮しています」と意気込みを語っている。
かなり奇想天外で新感覚のコメディ映画になりそうな『Toad』が、どんな仕上がりになるのか楽しみに待ちたい。
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