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儚い口どけとシナモンの香りに幸せな気分になるソフトクッキー「白鳥の湖」

おとりよせネット

白鳥の湖(缶入)

長野県の松本市に本店をかまえる開運堂さんは、創業から140年を超える老舗の菓子店。創業120周年記念のときには、菓子販売店舗と喫茶スペース、中庭、製菓工場などがひとつになった総合施設「あづみの菓遊庭」が安曇野に建設されました。

この敷地内には深さ200mの地下から湧くアルプスの伏流水を汲める水場があって、そのお水はお菓子づくりにも使用されているとか。だからきっと、あんなにおいしいお菓子がつくれるのですね。

先日、白馬から車で自宅に帰る途中、安曇野を通りかかったとき、木立の中に佇む大きくてステキな、その建物を見かけました。寄ってみたいと思ったのですが、時間がなくてそのまま高速に乗ってしまいました。

しばらく残念な思いでいたのですが、途中、諏訪湖SAで休憩を取ったとき、見つけてしまいました!開運堂さんの「白鳥の湖」。信州銘菓を集めたコーナーにあったのですが、今まで気づきませんでした。うれしくて、思わず心の中でガッツポーズしました。

「白鳥の湖」は、「幸せを呼ぶお菓子」として知られるポルポローネをベースにつくられた、落雁に似た口どけの繊細なクッキーです。

白鳥と「Swan Lake」の文字が中央にある、水色の小さなドット柄の包装紙で、手のひらほどのサイズの長方形の缶が包まれています。ふたには、水面に羽ばたく2羽の白鳥と湖、遠くに北アルプスを描いた水彩画がプリントされていて、なんだか優雅な気分になりました。

ふたを開けると同時に、ふわっとシナモンの香りがしてきます。手でそっとつままないと崩れてしまうほどやわらかいクッキーが、薄紙袋に一枚ずつ包まれて並んでいます。

袋の開け口には、水色の白鳥が描かれたアイコンシールが貼ってあり、よく見ると、シールの左右に2ヶ所ずつわずかな切れ目があります。開けやすいように配慮されていることが分かり、丁寧な気持ちで袋を開けました。

クッキーは丸いコインの形で、白鳥が型押しされています。袋から取り出してお皿に数枚並べてみたら、白鳥が今にも泳ぎ出しそうで、ながめているだけで幸せになりました。

指先でそっとつまんで、こわさないように気をつけながら口に運びます。口の中でほろほろとほどけて、粉雪みたいにさらさらと溶けて、シナモンの香りがじんわり広がります。お砂糖とはちみつが使われていて、上品で豊かな甘みがあります。食べ終わった後に儚さを感じながら、シナモンの余韻にひたれるクッキーです。

幸せを引き寄せてくれそうな店名も魅力的で、贈り物にぴったりかなと思います。早速、最近お孫さんが誕生した友人に、お花と一緒に贈りたいと思います。クッキーが割れてしまわないよう、丁寧に運んでそっとお渡ししたいと思っています。

商品名:白鳥の湖(缶入)
販売:開運堂
文:お取り寄せの達人:菅井かおるさん(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)

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