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【浦安の、伝統と文化。】|浦安で100年以上のおかき老舗店「美津屋商店」の「のし餅とお供え餅」

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12月に入り、そろそろ年末年始の準備を始める時期ですね。堀江の工場で100年以上つづく老舗「美津屋商店」の大塚正昭さんは、「日本の伝統行事を次の世代にも残していきたい」と語ります。
現在工場ではおかきの製造のみで、販売は個人商店や一部のコンビニのみ。そのため知る人ぞ知る「美津屋のおかき」ですが、この時期になると工場で「のし餅」と「お供え餅(鏡餅)」の予約が開始されます。おかきで使用される厳選した千葉県産の餅米を使用しているので、味はお墨付き。「のし餅」は約2キロで4~5名の家族分くらいの量で用意。見ただけで柔らかさが伝わり、つい指で押してみたくなるようなモチモチッとした質感…まさにモチ肌そのもの! 優しい口当たりはふくよかで餅米の滑らかさを感じます。「お供え餅」は一寸~八寸と対応できるそうで、企業などから大きなお供え餅を依頼されることもあるとか。

「のし餅」一枚2,400円(税込み)販売直後は柔らかいので、保存したい場合はある程度硬さが出てきたら包丁で切ってラップに包み、冷凍庫に保存するのが◎。「お供え餅」の一寸はキッチンの火処にお祀りされる荒神様にお供えすることが多いそう。一寸(一合)270円(税込み)、二寸(二合)540円(税込み)…と金額が倍になります。硬く乾燥しているので、1月11日の鏡開きの際に一口くらいに割って油で揚げれば、簡単におかきが作れるのもうれしい!


美津屋さんがある堀江にはお寺や神社が多く、昔の習わしを守る家庭も多いそうです。「浦安ならではの日本の伝統文化を大切にし、特に若い世代へ伝えていきたい」と大塚さんは話します。年末は12月28日か30日にお供え餅を飾るのが好ましいそうです。29日の「9」は「苦」と読めるため、「苦を搗(つ)く」=「くんち餅」とされ、神様を迎える準備の日には相応しくないとの説もあるとか。31日は「一夜飾り」になるため、その日は避け、元旦の朝に飾るのが良いとのこと。
現代社会において、人も生活もそれぞれが多様化しがちですが、今でも初詣に行くように、年末年始の家しごとも一つひとつの意味を改めて知ることで、いつもとは違うお正月を迎えられるかもしれませんね!

美津屋商店

☎047-351-2081 浦安市堀江3-17-2
OPEN 9:00~17:00 日曜・祝日定休
※今年の工場でのお取り寄せ小売販売は終了となりました。ご購入は取扱店で。

インスタグラム:美津屋商店

【のし餅・お供え餅のご予約について】
ご予約期間:~12月20日(金)15時まで/ご注文:お電話(047-351-2081)もしくは、InstagramのDMで受け付けております。
(お名前・ご連絡先・ご注文内容・受取日をお伝えください)/受取日:12月28日~31日 早朝~15時/受取場所:美津屋商店

※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.48号に掲載された内容です。

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