自動改札機の〝中〟にいたアイツに1.5万人驚がく 「どないしたんや!」「そこで働いてたの?!」
自動改札機の中で発見された〝あの子〟がX上で話題となっている。
......改札の中ではない。改札機、の中である。
「京阪電車の自動改札機の中に何かいた」
2025年6月2日、Xユーザーの「Manabu INOUE」(@kasobus)さんがそうつぶやきながら投稿したのは、駅での1枚。
自動改札機の下の部分を見てみると、あれ!? 水色の〝ナニカ〟が改札機の中に、寝そべっている。
もしかしなくても、「ICOCA」のマスコットキャラクター・カモノハシのイコちゃんじゃない!? 何でそんなところに?
もう15年も...
自動改札機内にいるイコちゃんに、X上では1万5000件を超える「いいね」(5日夕時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「投入された切符を確認して出口まで送る係のひとだ。目にも止まらぬ速さで動いてるので、ニンゲンには分からない」 「えっ イコちゃんそこで働いてたの?!」 「ついついこの改札を通るのは私だけじゃないはず。たぶんここの通過客数トップだと思う」 「ずっと幽閉されてるので毎朝様子を見てます」 「イコちゃん働きすぎちゃう?」 「どないしたんや!まいごか?!」
Jタウンネット記者が4日、投稿者のManabu INOUEさんに話を聞いたところ、写真を撮影したのは、2025年6月頭。
場所は、仕事帰りに通ったという京阪電車のびわ湖浜大津駅(滋賀県大津市)だ。
「ひさしぶりに、びわ湖浜大津の改札を通った時に足元に何かがいるのを感じ、以前からイコちゃんがいたのを思い出しました。まだ健在でいることが嬉しく撮影しました。 コメントを見ると10数年前からいることがわかり、そんなに昔からと驚きました。 大津にお越しの際は京阪電車も利用いただけると嬉しいです」(Manabu INOUEさん)
イコちゃんは、いつからいたのか。
実はJタウンネットでは2020年3月、びわ湖浜大津駅の改札機内にいるイコちゃんについて、京阪電鉄の広報担当者に取材している(『何か悪いことしたの...? 自動改札機に閉じ込められた「イコちゃん」の姿がこちら』)。
当時の担当者によれば、京阪電車でICOCA定期券が導入された2010年5月頃から、交通系 IC カードの利用促進キャンペーンの一環でびわ湖浜大津駅を含めた数駅のIC専用の改札機の中にイコちゃんを入れていたんだとか。
IC専用機は磁気券の検証機器を入れる必要がないため下部のスペースが空いており、そこにイコちゃんを入れたらしい。
なんと、15年もイコちゃんはここで、働いていたのか......。