部活動の地域移行 文化系活動をまとめる運営団体設立へ
中学校の休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに移行する取り組みについて、上越市教育委員会は吹奏楽や美術など文化部の移行を進めるため、活動をまとめる運営団体を令和8年度までに設立する方針であることが分かりました。
これは、1日(木)に開かれた上越市地域クラブ活動推進委員会で明らかになりました。 上越市教育委員会では国の方針に基づき土日、祝日の部活動を地域のスポーツクラブなどに段階的に移行する計画を昨年度から進めています。土日、祝日の活動は今年度、年間15日以内としています。
こうした中、運動部は地域のクラブチームをまとめている上越市スポーツ協会や上越SCネットが学校と連携し、移行を進めています。現在35チームが登録し、指導者に謝礼金が支払われています。
一方、吹奏楽や美術などの文化部はクラブチームをまとめる団体がありません。
教育委員会によりますと土日、祝日に生徒が活動している地域の文化団体はほとんどないということです。 こうした状況を受け、教育委員会は、文化部を受け入れる団体を令和8年度までに設立する方針です。団体では、指導者の派遣や、運営の支援などをすることにしています。
上越市地域クラブ活動推進委員会 市川均 室長
「吹奏楽を中心に、すぐに受け入れられる団体(クラブ)がない。それを取りまとめる団体も同時に整えていく」
このほか楽器の販売店などと協力して、吹奏楽を楽しむクラブの設立を目指すことにしています。