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将来間仕切りってなに?間取りづくりで押さえておきたいポイントをご紹介

リブタイムズ

将来間仕切りってなに?間取りづくりで押さえておきたいポイントをご紹介

家づくりの際、将来性を見越した部屋数や間取り設定をしたいですよね。今回は、効率的に間取りや部屋数を確保する「将来間仕切り」について徹底解説!メリット・デメリットや間仕切りの方法についてもご紹介します。

 

将来間仕切りとは

将来間仕切りとはどのような空間を指すのでしょうか。将来間仕切りの設計やおすすめの設置場所について解説します。

 

将来的に1つの部屋を2部屋にできる設計

将来間仕切りとは、1つの部屋を2部屋に分けられる設計のこと。住宅建築時は1部屋のみを設け、壁や天井に下地を入れます。

将来的に部屋数を増やしたいとなった際に、壁や天井に入れた下地によって間仕切りを導入することが可能になります。

 

将来間仕切りはどこに設置する?

将来間仕切りは一般的に、子ども部屋に設けられることが多いといわれています。「将来的に子どもが何人になるか分からない」、「異性の兄妹だった場合は部屋を分けたい」など、家族構成において見通しを立てるのが難しい場合に活用します。

 

将来間仕切りを導入するメリット・デメリット

将来間仕切りを導入するメリットとデメリットについて解説します。将来間仕切りを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

将来間仕切りのメリット

将来間仕切りを導入するメリットについてご紹介します。

 

工事費用を抑えられる

将来間仕切りを設置する際は「下地」を導入するため、一から壁をつくるよりも比較的安価に壁を取り付けられます。

部屋数が多くなるほど工事費用もかさみますが、将来間仕切りを設置しておくことで住宅建築時のコストも抑えられます。

 

壁をつくらずに将来間仕切りを設置できるケースも

カーテンや家具などを用いて間仕切りを設置するケースも多いため、必ずしも壁を設置しなくてよいというのも頭に入れておきましょう。壁をつくらずに間仕切りを設置できればリフォーム業者に頼む必要はないほか、もし間仕切りが不要になっても簡単に仕切りを取り除くことが可能です。

 

家族構成や生活スタイルに合わせた間取りにできる

家族の増減や生活スタイルに合わせて部屋数を調整できるのも、将来間仕切りの大きなメリット。壁をつくらずにカーテンなどで仕切っておくと、子どもが巣立った後は1部屋に戻すといったように部屋数を変えられます。

部屋数が足りないかもしれない!と心配することもないため、暮らしやすさが長く続く住宅に仕上がるでしょう。

 

将来間仕切りのデメリット

将来間仕切りにはメリットが多々ある一方、やはりデメリットも。1つずつ確認していきましょう!

 

2部屋にしなかった場合、1部屋で2ドアある間取りに

将来的に部屋を仕切らなかった際、1つの部屋に2つのドアがある一風変わった間取りになります。照明も1つで事足りた場合でも、将来間仕切りの部屋にするのであれば2つ設置しなくてはいけません。将来間仕切りを使用しなかった際にどのような間取り・動線になるのかは、事前に確認してシミュレーションしておくことが大切です。

 

壁を設置すると間仕切りを解消するのが難しい

先ほど述べたように家具やカーテンを用いれば可変性のある間取りに仕上げられる一方、壁を設置すると間仕切りを解消するのは難しいでしょう。

間仕切りを新たに設置する際は、子どもの巣立つタイミングなどを考慮して設計することが大切です。

 

間仕切りの方法

部屋を仕切る方法は、壁を設置するだけではありません。カーテンや家具など、さまざまな方法で間仕切りを設けることが可能です。

壁を設ける以外でも活用できる間仕切りの方法についてご紹介します。

 

カーテンで間仕切りをつくる

アコーディオンカーテンを取り付けることで、簡単に間仕切りを設置できます。天井にレールを取り付けるだけで仕切ることができるため、かかる費用も比較的安く抑えられるでしょう。

壁を用いて部屋を仕切るわけではないため空間が断絶されず、エアコンを2か所設置する必要がないのも大きなメリット。カーテンのみであれば空調に大きな影響はあまり出ないため、価格を抑えたい方におすすめです。

一方、カーテンで間仕切りを設置すると遮音性は薄い点がデメリット。プライベートな空間をつくりにくいため注意が必要です。

 

扉で間仕切りをつくる

壁ではなく扉などの建具で間仕切りを設置すると、機能性もある空間に。部屋を仕切ることで空間が狭くならないか不安な場合も、扉であれば大きな圧迫感を与えることはありません。扉を全開にしておけば空間は広く見えるため、間仕切りを使う機会が少ない方におすすめしたい間仕切り方法です。

 

家具で間仕切りをつくる

大きな家具で間仕切りをすると、生活空間を削ることなく効率的に部屋を仕切ることが可能です。洋服タンスや本棚などといった収納空間を間仕切りとして活用するほか、2段ベッドなどを中央に配置して間仕切りをつくるのもよいでしょう。

 

将来間仕切りの事例をご紹介

将来間仕切りの事例をご紹介します。間仕切りの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

扉を2か所設置した子ども部屋

扉を2か所設置した9.5帖の子ども部屋。中央に扉を2か所設置し、将来的に部屋を仕切ることが可能な空間に。汚れに強いタイルカーペットを敷いているのもポイントです。

 

フリースペースを子ども部屋として

2階のフリースペースに扉と壁を設け、子ども部屋に仕上げた事例です。家族が増えるまではフリースペース、家族が増えてからは子ども部屋…という風に可変性のある間取りにすることで、ライフスタイルの変化に対応できる過ごしやすい住宅を実現できます。

 

クローゼットの空間に活用した将来間仕切りのスペース

子ども部屋に将来間仕切りを設置した空間。10帖の広々空間に間仕切りを設置することで、将来的に子どもが出来た際も部屋数を増やせる間取りに仕上がります。

将来間仕切りのスペースは収納空間として活用することで、空いた空間を有効活用できます。

 

まとめ

今回は、間仕切りの方法や将来間仕切りの設置方法、メリット・デメリットについて解説しました!将来間仕切りを設置することで使わない部屋をなくすだけでなく、生活空間も有効に活用できます。

将来の家族構成を見通しながら、長く住める住宅をつくっていきましょう!

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