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【癌の予防に期待が持てます】未承認医薬品の「卵黄炭」を販売、医薬品医療機器等法律違反の疑いで男女を逮捕

にいがた経済新聞

新潟警察署

新潟警察署

新潟警察署、県警生活保安課は7月17日、埼玉県在住で養鶏業の女性(47歳)と、茨城県在住で自称コンサルタントの男性(42歳)を医薬品医療機器等法律違反(未承認医薬品の広告及び製造、販売)の疑いで逮捕した。

2023年中旬、逮捕された女性が経営する会社のホームページ上に厚生労働大臣の承認を受けていない同社の製品である「卵黄炭」について、「細胞組織の再生や免疫力の活性化などの効果があり、主に癌の予防に期待が持てます」などと医薬品に相当する効能・効果をうたった広告を掲示・宣伝し、未承認医薬品の広告をした疑いがもたれている。

加えて、法定の除外事由がないのに「滋養強壮、精力増進などの効果がある」などとうたった「卵黄炭」を、厚生労働大臣の承認を受けずに製造。2024年4月下旬から5月下旬までの間、栃木県内に居住する女性や石川県に居住している女性に、合計4個(合計販売価格6万3200円)で販売した疑いがもたれている。

2023年10月に新潟県警によるサイバーパトロールの中で発覚した。その後、警察による捜査の結果、2人の逮捕に至った。

「卵黄炭」は、2024年5月下旬までの間に27都道府県で159件の注文があり、販売されている。なお、警察によると同商品による健康被害は今のところ確認されてないという。

新潟署によると、逮捕された女性は「医薬品的な効能・効果を広告したり、お客様に販売したことは間違いありません」と認めつつも、「(卵黄炭が)医薬品だとは思っていませんでした」と容疑の一部を否認しているという。

一方、逮捕された男性は「私がやったことに間違いありません。弁解することもありません」と供述しており、容疑を認めているという。

詳しい経緯などは現在捜査中。

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