京急オープントップバス 新型車両が運行開始 誘客促進へ海側ルートも
三浦観光の足、装い新たに――。京浜急行電鉄が運行するオープントップバスが9月5日から三浦海岸駅を出発地点とする新たな運行ルートに変わった。同日、記念式典が行われ、新型車両のお披露目とともに新たに加えた東京湾沿いに城ヶ島に向かう東海岸ルートも紹介された。関係者は「緑と海、三浦の魅力を体感してもらい一層の誘客につながれば」と期待する。
同電鉄によると、新型はスカニア(スウェーデン)製のオープントップバスで、日本では2台目の導入。2階席の屋根がなく、開放的な車内から三浦半島ならではの絶景を満喫することができる。定員は42人。
従来は三崎口駅前が出発地だったが、さらなる集客などを目的に運行ルートも変更。三浦海岸駅を起点に江奈湾や剱埼などの海景色を楽しむ「みうらブルーコース」、引橋や松輪などの田園地帯を経由する「みうらグリーンコース」(いずれも片道便・約40分)、三浦市全体を周遊する「みうらホワイトコース」(約90分)の計3便を設けた。
この日は、出発式が行われ、同電鉄関係者や吉田英男市長、「みうら観光親善大使」でタレントの川村エミコさんらが出席。吉田市長は「三浦の良さをもっとPRするため関係機関と協力していく。素晴らしい車両なので実物を体感してほしい」とあいさつした。
同電鉄は2017年にオープントップバスの運行を開始。昨年は約5200人が利用した。チケットはブルー、グリーンコースがそれぞれ1500円、ホワイトコースが2千円。同駅前の観光案内所で販売する。
観光案内所も
1日には同駅前広場に新たな観光案内所もオープンした。スタッフが常駐し、市内の観光スポットなどを案内する。レンタサイクルの貸出や返却も受け付ける。
開設は午前9時30分から午後5時30分(10〜3月は5時まで)。