阪急神戸線で新駅計画が本格始動! 武庫之荘〜西宮北口間に新たな玄関口が誕生へ 2031年度末の開業を目指す
兵庫県の西宮市と尼崎市、阪急電鉄株式会社は、阪急神戸線の武庫之荘駅〜西宮北口駅間に新駅を設置するための基本協定を締結しました。これにより、かねてから検討されてきた新駅構想が本格始動します。開業は2031年度末を目標としています。
新駅の具体的な設置場所や開業目標、整備費は?
新駅を設置するのは、阪急神戸線「武庫之荘駅」と「西宮北口駅」の中間にある「武庫川橋梁」付近。武庫之荘駅から約1.6km、西宮北口駅から約1.7kmの場所にあります。
駅は8両編成対応のホームを上下線に各1面設置。西宮市側と尼崎市側のそれぞれに、改札口や自転車駐車場などの駅舎施設を整備予定です。開業目標は2031年度末、整備費は総額約86億円で、費用は西宮市・尼崎市・阪急電鉄がそれぞれ3分の1ずつ負担します。両市の負担分は国庫補助を活用する予定です。
今後は、2025年度に詳細設計に着手。鉄道事業法に基づく事業計画変更などの手続きを開始し、2026年度に着工する予定です。
新駅の設置は、通勤・通学時など移動の際の利便性向上はもちろん、地域の活性化にもつながります。両市および阪急電鉄は、新駅周辺のまちづくりや公共交通ネットワークの整備など、相互に協力しながら事業を進めていくとしています。
(画像:西宮市・尼崎市・阪急電鉄)
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