【印西市】会員6人で約200曲を演奏 結成10年 木刈ハーモニカクラブ
印西市内を拠点に活動する「木刈ハーモニカクラブ」。2014年4月に設立して10年。現在の会員は6人で約200曲を演奏できます。
福祉施設などでの演奏を目的に活動しています。
童謡・唱歌が人気 演歌や歌謡曲も演奏
会員は男性2人、女性4人で、年齢は70歳代から80歳代。 初級の人もいますが、5年から10年程度の中級、上級者が中心です。
お互いに分からないことを聞いたり、教え合ったり、家族的な雰囲気の中で月2回、練習しています。
ある女性会員は「練習は皆の顔を見られて楽しくて励みになります」と話しています。
高齢者施設で演奏するため高齢者が飽きずに歌いやすい、親しみやすい歌を練習しています。
特に、童謡、唱歌はハーモニカの演奏に適し、施設でも好まれます。
「早春賦」「花」「夏は来ぬ」「夏の思い出」「ちいさい秋みつけた」「赤とんぼ」といった季節に合わせた選曲をしたり、演歌、歌謡曲では「いい日旅立ち」「遠くへ行きたい」「北国の春」「青い山脈」「上を向いて歩こう」「学生時代」「リンゴの唄」などを演奏。
「山小舎の灯」は同クラブのテーマソングとなっています。
連続テレビ小説の主題歌「春よ、来い」もレパートリーの一曲です。
施設1カ所で50分ほど12曲を演奏
コロナ禍以前では3カ所の福祉施設を、毎月1回ずつ訪れ、1回50分ほどで約12曲を演奏。
その半分以上は参加者も一緒に歌い楽しみました。
しかし、コロナ禍以降、施設訪問は中断。
今年になってようやく訪問演奏が復活しました。
練習で上達を目指す 定期演奏会が目標
会員は知人の紹介などで加入し、練習や訪問演奏を重ねて上達を目指しています。
家の中で練習すると家族に迷惑がかかるからと、マイカーの中や川の堤防で練習した会員もいるそうです。
きれいなハーモニーができた時の達成感が素晴らしく、活動が続いたそうです。
使っているのは複音ハーモニカで、ハーモニカ1本でメロディーと和音が同時に吹け、内田光夫会長は「実技的に奥深い演奏ができるのが魅力です」と語ります。
今後は「定期演奏会の開催なども目標にしたい」と意欲的です。
※問い合わせ
電話番号/090-4937-3765 内田