【京都季節の花】紫陽花や蓮も楽しめる寺町通の日本最古『都七福神めぐり』古刹「革堂行願寺」
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は上京区寺町丸太町下がった場所にあるお寺。毎年秋に開催される藤袴祭で有名なお寺ですが、今の季節は紫陽花や蓮の花も見どころ。
紫陽花や蓮の花など見どころ満載の寺町通にある古刹
上京区、寺町竹屋町上がった場所に天台宗寺院『革堂行願寺(こうどう ぎょうがんじ)』があります。以前にも何度かお参りし、特に秋の七草・藤袴が咲くシーズンには境内にたくさんの鉢植えが飾られ、それを観賞しに訪れたり。さらに、京都発祥で日本最古の『都七福神めぐり』の巡礼地にもなっており、御朱印を頂きに巡った寺院でもあり。
この日はたまたまお寺の前を通りかかると、境内に紫陽花が見え立ち寄ってみました。
寺門くぐってすぐの右手に、一部見頃を迎える紫陽花たち。
他、パンジーなどの鉢植えもあり、境内を彩っていました。
それにも増して特筆なのが、かなりの数の蓮の花の鉢植えが参道を飾っていました。葉っぱだけでも、なかなか耽美な風情。まだ花の蕾は見当たりませんが、これからの開花シーズンに向けて要チェックなスポットでもあり。
革堂行願寺は、寛弘元年(1004年)に狩猟を生業としていた行円上人が仏門に入り、「一条北辺堂」を復興し「行願寺」と名付けて創建したお寺。当時は一条通にありました。後の豊臣秀吉の時代には寺町荒神口に移転し、さらに度重なる大火により現在地へ。
『革堂』の由来は、行円上人が狩猟の際、身ごもる母鹿を射た際お腹から子鹿が誕生し、その殺生を悔いて仏門に入ったとされ、以降鹿革を常に身につけたことから『革聖』『革聖人』などと呼ばれ、寺の名も『革堂』と呼ばれるようになったとか。
こちら本堂には御本尊・千手観音菩薩が祀られています。そして、西国三十三所の第19番札所として巡礼地の一つになっており、この時も多くの方がお参りの後、御朱印を授与されていました。
境内奥に進むと、本堂とともに京都市の有形文化財に指定されている鐘楼。
さらに境内奥には、古い時代のものと思われる、百体地蔵尊。
そして「加茂大明神」と書かれた石造の五輪塔。御本尊・千手観音像を賀茂明神(下鴨神社)の欅(けやき)の霊木から彫ったことに由来すると伝わっています。
さらに、都七福神めぐりの寿老神が祀られる『寿老神堂』。
中国の老師が天に昇って福の神になったという仙人の姿をし、 三千年の長寿を保つ玄鹿を従え、人々の難を払う団扇を持っていることから、福財 、子宝 、諸病平癒、 長寿などの功徳ありといわれています。
地元では藤袴の名所として知られているので、わりと秋に訪れる人が多いお寺でもありますが、今の季節も紫陽花あり、さらにこれから開花を迎える蓮もあり、何かと見どころの多いお寺。
寺町通沿いという利便性の良さもあり、季節の花を楽しみながら、ぜひお参りしてみてください!
詳細情報
名称:革堂行願寺(こうどう ぎょうがんじ)
場所:京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町
電話:075‐211‐2770
公式サイト:https://kaudau.jp/