「光熱費が高い人」がエアコン節電のために見直したい“3つのNG習慣”「放置してた」「風向きも大事!」
節約生活スペシャリストの三木ちなです。電気代が気になる夏、光熱費を抑えるためにはエアコンをどう使うかがポイントです。しかし、節電を意識しているつもりが、知らずに“もったいない使い方”をしていることも……。そこで今回は、光熱費が高くなりがちな人がついやりがちな、エアコンの「NG行動」を3つご紹介します。
NGその1.エアコン内部のカビ・汚れを放置する
見た感じはキレイだからといって、エアコンのお手入れをさぼっていませんか? エアコンは内部にカビやホコリが溜まりやすく、汚れたままだと冷房効率が落ちてしまいます。
ムダな電力を消費するだけでなく、嫌なニオイの元になったり、カビの胞子をまき散らしてアレルギー症状を引き起こしたりするおそれもあるんです。
節電と健康のためにも、こまめなフィルター掃除を習慣化しましょう。1年に1回はプロによるクリーニングも検討すると◎。冷え具合も変わり、節電効果もアップします。
NGその2.電源を何度もオン・オフする
「ちょっと暑いけど、つけるのはガマン……」「こまめに消せば節電になる」という思いから、電源を何度も切ったりつけたりしていませんか? じつはこれ、間違った節電術です。
エアコンは、起動時に一番電力を使う家電。こまめなオン・オフは、かえってエアコンの電気代がかさむ原因になってしまうんです。
使い方や運転時間によっては、設定温度を調整して“つけっぱなし”の方が効率的なこともあります。日中の場合、30分程度の外出ならつけっぱなしがお得。外気温と室温の差が大きいほど再起動したときの消費電力は大きくなりますので、特に暑い日はオンのまま外出しても問題ありません。
NGその3.風向きを「下向き」に固定する
冷たい空気は、下に溜まる性質があります。そのため、風向きを下に向けたまま運転するのはNG。冷たい空気が足元にだけ溜まり続けると、部屋全体はなかなか涼しくなりません。
室温ムラも生じると電気代もムダになってしまうので、冷房の風向きは「水平〜やや上向き」が正解です。水平に設定することで、冷たい空気を部屋全体に循環できます。
使い方のクセを見直すと、電気代はちゃんと変わる
なんとなくやっていた習慣が、光熱費アップの原因になっているケースは決して少なくありません。エアコンの電気代は、使い方を少し見直すだけで節電につながります。
今年の猛暑を乗り切るため、今のうちから節電につながる冷房の使い方を意識しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア