「デアデビル:ボーン・アゲイン」ライバルは「ザ・ペンギン」? ─ 「ディズニープラス史上最もダークです」
で復活を遂げるマーベルドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、DCドラマ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」のライバル的存在になるかもしれない。ショーランナーのダリオ・スカーダペインが、米SFXにその可能性を語っている。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、かつてで展開された「デアデビル」の正当な続編。前作のハードな作風を引き継ぎつつ、さらにダークで残酷になることが繰り返し強調されている。「ザ・ペンギン」は、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の悪役ペンギン/オズ・コブに焦点を当てた骨太なギャングドラマであり、両作品にはダークさや激しい暴力描写などの共通点が見られる。
Patrick Harbron/Netflix
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「デアデビル:ボーン・アゲイン」を手がけるスカーダペインも、「ザ・ペンギン」との共通性を感じたようだ。同作を見た時の感想を「本当に不思議なことです。 孤立した環境で作業していたら、他の作品が出てきて、“おお、すごい”となった」と述べ、「多くの点で『ザ・ペンギン』は私たちの直接的なライバルと言えるでしょう」と発言。そのうえで、同作との違いを挙げつつ、「ボーン・アゲイン」はディズニープラスの限界を超える作品になると予告した。
「僕たちはより地に足がついていて、型にはまらず、今この瞬間に根ざしています。『ザ・ペンギン』は大好きですが、僕たちの作品は、ペースがもう少し速く、より邪悪で、よりクリーンです。ペースと規模の面で、Netflixでは実現できなかった要因がいくつもありました。『ザ・ペンギン』は映像的に非常に暗かったけれど、必ずしもストーリー的に暗かったわけではない。もちろん、ダークな要素はありましたが。本作はもっとダークです。ディズニープラスの番組が、これまでに到達したことのないレベルです。」
両作ともハードボイルドな作風のドラマであることは間違いないが、物語のペースや焦点において差別化が見られそうだ。「ザ・ペンギン」は、過去のフラッシュバックや、各キャラクターにフォーカスしたエピソードを通じて、登場人物をじっくりと掘り下げてきた。一方、スカーダペンの発言から推察すると、「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、ひとりひとりを掘り下げるよりも、デアデビルとキングピンの抗争といった規模の大きなプロットに焦点を当て、よりスピーティーでダイナミックなストーリー展開が期待できそうだ。
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「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、2025年3月5日よりディズニープラスにて独占配信。
Source:SFX (via )