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【Pick Up】日本で最古のウイスキー蒸留所!江井ヶ嶋蒸留所に訪問してきました!

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兵庫県明石市にある江井ヶ嶋蒸留所は、日本で最も古いウイスキー蒸留所のひとつ。今回は、江井ヶ嶋蒸留所が未来に向けてどのように進化しているのかを深掘りします!

【写真】江井ヶ嶋蒸留所(全4枚)

江井ヶ嶋蒸留所の歴史

現在、ジャパニーズウイスキーは世界的なブームとなっていますが、かつてはまったく売れない時代がありました。1980年代から2000年代にかけて、日本では焼酎や酎ハイが人気となり、ウイスキー市場が大きく縮小。
通称「冬の時代」の影響を受け、江井ヶ嶋蒸留所もウイスキーの生産量を大幅に減らさざるを得ませんでした。しかし、伝統を絶やさないために地道にウイスキー造りを続けたことが、後の復活につながりました。

2010年代に入り、ジャパニーズウイスキーが海外で評価されると、江井ヶ嶋蒸留所の「シングルモルトあかし」も注目されるように。苦しい時期を耐え抜いたことが、今の成功へとつながったのです。

大川啓太さんと江井ヶ嶋蒸留所

ブレンダーの大川啓太さん(C)Dear WHISKY

ブレンダーの大川さんは江井ヶ嶋蒸留所でしかつくれないものをつくるということを意識しているそうです。

新たな原酒づくり

これまで「シングルモルトあかし」は、軽やかでフルーティーな味わいが特徴でした。今後はより濃厚で複雑なフレーバーのウイスキーづくりにも挑戦し、味の幅を広げるため、蒸留方法や発酵時間、新しい樽の活用を試しています。

貴重な木造貯蔵庫を活用

江井ヶ嶋蒸留所には、国内でも珍しい木造の貯蔵庫があります。木造ならではの適度な湿度と通気性が、ウイスキーの熟成をゆっくりと進め、より深みのある味わいを生み出します。この貯蔵庫を活かし、より個性的なウイスキーを生み出そうとしています。

海外市場への本格展開

近年、「シングルモルトあかし」は海外でも高く評価されています。江井ヶ嶋蒸留所はこの流れをさらに強化し、世界市場を視野に入れた商品開発やマーケティングに力を入れています

江井ヶ嶋蒸留所は、130年以上の伝統を守りながらも、常に新しい挑戦を続けています。ウイスキーの進化、熟成の工夫、海外市場への展開——すべては「江井ヶ嶋蒸留所ならではのウイスキー」を届けるため。
後編では、伝統にとらわれない革新の姿が明らかになりました。
「シングルモルトあかし」がこれからどんな進化を遂げるのか、今後の動きに注目です!

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