【従業員5人未満の小規模倒産相次ぐ】2024年12月度の新潟県企業倒産状況、前年同月から8件増
企業倒産月次推移(報道発表資料より)
株式会社東京商工リサーチは1月7日、2024年12月度の新潟県企業倒産状況を発表した。
これによると2024年12月度の新潟県の企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)は14件、負債総額は16億9,700万円となっている。
倒産件数は、前年同月比133.3%増(8件増)、前月比は75.0%増(6件増)となった。12月度としては、1962年の集計開始以来63年間で26番目、平成以降の36年間では9番目となった。
負債総額は前年同月比で34.2%増(4億3,200万円増)、前月比では74.9%増(7億2,700万円増)。過去63年間では40番目、平成以降の36年間では26番目となっている。
産業別では、10産業のうち、「サービス業他」で5件、「建設業」で3件、「製造業」で2件、「小売業」・「卸売業」・「運輸業」・「情報通信業」で各1件発生。「建設業」の倒産は18ヶ月連続で発生している。
原因別では、「販売不振」が10件、「その他(偶発的原因)」が2件、「他社倒産の余波」・「信用性低下」が各1件発生。
地域別では、「新潟市」が8件、「新発田市」・「加茂市」・「妙高市」・「上越市」・「南蒲原郡」・「岩船郡」で各1件発生。
新型コロナウイルス関連倒産は14件中3件発生。負債総額10億円以上の大型倒産の発生はなかった。