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La foret et la table(ラフォレ・エ・ラターブル)

湘南人

画像出典:湘南人

鎌倉駅西口、通称裏駅から徒歩6分、もしくは江ノ電和田塚駅から徒歩3分、由比ガ浜大通り沿いの六地蔵の近くにひっそりと佇む、木の外観が特徴の小さなハード系パン屋さん「La foret et la table(ラフォレ・エ・ラターブル)」があります。

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鎌倉は実はパンの激戦区とも言われており、たくさんのパン屋さんがあります。そんな鎌倉で長く愛されているお店だと聞き、そのパンを求めにお邪魔してきました。

都内のパン屋さんで修業し、鎌倉にお店を開店

都内のハード系のパンを中心に展開するパン屋さんで働いていたご主人。ご家族で鎌倉に移住し、2013年にお店を開店しました。現在開店12年ほどになる、ご夫婦で経営するパン屋さん、食べログのパン百名店に選出された経歴もある、実力派の名店でもあります。

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ハード系のパンは、ふわふわのソフト系のパンとはまた違った味わいがあり、噛むほどに美味しく本格的な味わいが楽しめます。

選ぶ時間も楽しめる対面式パン屋さん

店内はちょっと懐かしさを感じる対面式スタイルになっています。商品説明もひとつひとつ丁寧に掲示されていますが、接客をメインに担当する奥様と会話しながら選ぶのも楽しい時間が過ごせます。パンだけでなく、何気ない会話を楽しみに来店する方も多そうです。

画像出典:湘南人

筆者は開店直後に伺いましたが、次から次へと常連のお客さんが来店しており、顔が見えているからこそ安心して購入でき、常連さんの毎日の食卓に、なくてはならないパンになっている様子が伺えました。

パンのバリエーションが豊富

ハード系のパンの代表作である、バゲット(フランスパン)やカンパーニュを中心に、常時20種類程度がラインナップ。そのうち6種類程度は、2カ月ごとに変更する限定のパンだそう。取材時、もうすぐパンが切り替わることもあり、限定パンを求めに来店しているお客さんもいました。常連さんは、パンで季節の変わり目を感じられそうですね。

画像出典:湘南人

また、サンドイッチは常時5種類、取材時にはまだ並んでいませんでしたが、11:00以降には御成町商店街にある鶏肉専門店「ひなとり処鳥一」のコロッケとチキンカツを挟んだサンドイッチも並ぶとか。

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筆者も鳥一の揚げ物を食べたことがありますが、どれも鶏肉専門店なだけあって抜群に美味しいです。そんな鳥一の揚げ物を挟んでいるサンドイッチとのコラボは想像するだけで食欲をそそります。筆者も次回は11:00以降に伺って購入したいと思います。

お店は16:00までの営業ですが、日により即日完売し、閉店時間よりも前に閉めることが多いそうなので、開店直後、もしくは、サンドイッチ目当てなら11:00過ぎの来店をお勧めします。

今回購入したパンはこちら!

他では見かけないパンが多く、迷ってしまったので、奥様に相談しながら選びました。

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右のティーブラン370円(税込)は一番人気、ホワイトチョコチップと紅茶ペーストと茶葉を練りこんでおり、切った瞬間に紅茶のフワッとした香りが漂い、食欲をそそりました。中はもっちり柔らかく、まるでミルクティーを食べているかの味わい。一番人気も納得の美味しさ、これはリピート決定です!

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断面で中のパンの生地の違いがはっきり分かりますね。左のキャトルナッツ370円(税込)は、カンパーニュ生地にカシューナッツ・ピスタチオ・ヘーゼルナッツ・くるみが練りこまれており、贅沢な一品、噛むほどに味わいが変わっていき、その違いも楽しめました。クリームチーズとの相性も抜群でした。

バゲットカンパーニュ370円(税込)は、ライ麦や全粒粉入りで、カンパーニュをバゲットの形にしたもの。スライスして子どもたちに渡したところ、あまりハード系のパンに食べ慣れていないにも関わらず、「美味しい」とバクバク食べていました。そのままでも勿論、焼くと香ばしさが倍増し、スープとの相性も抜群でした。

画像出典:湘南人

ちょうどパンを仕込んでいる最中だったので、少しその様子を見せていただきました。こちらはフロマージュ360円(税込)、角切りのチーズが贅沢に練り混まれていました。この後、パルメザンチーズをのせて焼くそうで、チーズ好きにはたまらない逸品ですね。この写真の右上が焼きあがった状態です。

画像出典:湘南人

こちらのパンはどれも冷凍保存可能だそう。これからの暑い時期には、外出時に冷凍庫から出して、そのまま持参し少しひんやりした状態で食べるのも美味しいとか。奥様は丁寧に、それぞれのパンの美味しい食べ方なども教えてくれるので、気になった商品があれば相談してみてくださいね。

森の中を連想させる、温かみのある店内

画像出典:湘南人

お洒落で木の温かみを感じる作りの店内、中でもひと際目立つ壁紙が目に入ります。お店の名前には「森」と「テーブル」を意味した言葉が使用されており、「森の中でテーブルを囲んでパンを食べる」情景が思い浮かびました。

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こちらのお店では、併設の駐車場はありませんが、近隣の駐車場を利用した際には駐車券提示で割引サービスがあります。この辺りでは駐車場併設店はほとんどないので、こういったサービスがあるのは車ユーザーには嬉しいですね。

温かさと優しさが感じられる、小さな街のパン屋さん

画像出典:湘南人

パン職人の御主人が作る本格派のこだわりと優しさが詰まったパン、穏やかで気さくな奥様の接客で、心温まる瞬間を感じられるお店です。地元民にとっての日常に、なくてはならない小さな街のパン屋さん。

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ハード系パンに苦手意識がある方こそ、ティーブランは一度食べてみて欲しい逸品です。皆さんもぜひ、行ってみてください。

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