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ダイキン×アルバルク東京だからこそ小学生に伝わる『地球温暖化問題』とは?|授業訪問レポート

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プロバスケットボールBリーグのアルバルク東京では、地域の小学校に対しての授業にも積極的に取り組んでいます。バスケットボールや運動に関わるものだけではなく、今回はパートナー企業であるダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)とともに“地球温暖化”についての授業を行いました。

アルバルク東京は、会場でのマイボトル持参推進活動や飲食包材のリサイクル、カーボンニュートラルアクション(カーボンニュートラルアクション by TOYOTA)など、社会課題の中でも“環境”に力を入れており、2022-23シーズンからは、e-dash株式会社の協力のもと、シーズン中のホームゲームにおけるCO2の排出量測定を行い、その結果を公表しました。

参考:

そんなアルバルク東京と、“空気で答えを出す会社”であるダイキン工業株式会社が行う二酸化炭素排出やエネルギー消費について考えた授業は、子どもたちにどのような影響を与えたのでしょうか?

アルバルク東京×ダイキンの活動

2023-24シーズンからアルバルク東京の『SDGsパートナー』となったダイキン。昨年は渋谷区の小学生向けに、探究学習の一環として渋谷区のプログラム「探求『シブヤ未来科』」に基づいた授業を行いました。

「工場のある関西地域では小学生向けの授業を長く行っているのですが、関東地域では昨シーズンにアルバルク東京さんを通じて積極的に実施するようになった」と言う小学校訪問の活動は2024-25シーズンも継続し、2025-26シーズンにホームタウンとなる江東区の小学校に訪問しました。

今回の授業を中心となって企画したのは、ダイキン工業株式会社の中でも空調営業本部設備営業部ソリューションGの杉元康浩さん(以下、杉元)と木下彩里さん(以下、木下)。お二人にお話を聞きました。

杉元)ダイキンとして意識しているのは、空調機からビルへ、ビルから地域全体へ貢献できるようにしていこうということです。地域の課題に対してできることは何かと常に考えながら活動していますが、私たちだけでできることは限られています。スポーツの力で地域に人を集めることのできるアルバルク東京さんと一緒に取り組むことで、地域課題解決を目指すことができています。

「地球温暖化が起きるとどうなるの?」

家や学校、お店、病院など、いろいろなところに設置されているエアコンや空気清浄機、冷凍ショーケースなどを取り扱うダイキン。世界170か国以上にエアコンを届ける地球規模の企業から、環境問題についてより具体的に学んでいきます。

引用:地球温暖化って何? | 空気の学校 | ダイキン工業株式会社(https://www.daikin.co.jp/school/class03/lesson01)

約200年前(産業革命以前)は、およそ0.028%だった空気中の二酸化炭素量は、現在はおよそ0.042%と約1.5倍の数値になっています。エネルギーをたくさん使うことになったことで増えた二酸化炭素の量。家の中でもたくさんの電気が使われており、なかでもダイキンの主力商品である「エアコン」は家庭の中で約4分の1、他の製品に比べて1番使われています。今後、温暖化でさらにエアコンの需要が高まる中で、ダイキンは地球温暖化に対して何ができるのでしょうか?

地球温暖化によるさまざまな影響 引用:地球温暖化って何? | 空気の学校 | ダイキン工業株式会社(https://www.daikin.co.jp/school/class03/lesson01)

環境に優しい製品の開発、製品を生産する・輸送する際のCO2削減、製品のリサイクルなどさまざまなことに取り組んでいるダイキン。会社としてなるべく電気を使わないエアコンの開発をするなどの努力をするだけでなく、CO2削減には使う人それぞれの理解も必要です。適切に湿度・温度・風量を設定すること、フィルターをこまめに掃除すること、室外機のまわりのものを片づけることなど、授業の中では小学生の子どもたちでもできることを紹介しました。

引用:地球温暖化って何? | 空気の学校 | ダイキン工業株式会社(https://www.daikin.co.jp/school/class03/lesson01)

エアコン豆知識!

夏エアコンの風量は、「自動」にする!風向は「水平」にする。暑いなと思ったら、温度を下げるのではなく、風量を上げた方が効率がいい!冬あたたかい空気は天井にたまりやすい性質があるので、風向きを「下向き」に設定し、床からあたためるようにする!

子どもたちに『地球温暖化』を伝える意義

ーー授業の内容はいかがでしたか?

杉元)私は今回2回目の参加でしたが、やはり心が洗われますね。子どもたちに教えるというよりも、逆に学ばせてもらうことが多いです。とくに、「知ってる!」「こういうことだよね!」と積極的に発言してくれる姿が印象的でした。

ーー授業を行ったダイキンさんのメンバーはどのように選ばれたのでしょうか?

木下)東京支社に勤務するメンバーだけでなく幅広い部署に募集をかけ、立候補した方に講師を担当していただきました。募集開始後すぐに締め切るほどの応募があり、大変人気がありました。

ーーこうした活動がダイキンさんにとってどのようなメリットをもたらすと考えていますか?

杉元)アルバルク東京さんとの取り組みは、直接的な商業的利益ではなく、地域貢献を目的としています。事業的に見れば、子どもたちが将来「ダイキンって何かしてくれる会社だったな」と思ってくれることが重要で、長期的なブランド価値向上につながると考えています。

木下)ダイキンは、これまでもエアコンの仕組みを学ぶ授業などを行ってきましたが、近年では環境問題が大きなテーマになっています。脱炭素やエネルギー消費に関する意識が高まり、我々も製品開発だけでなく、使い方の工夫を通じて環境負荷を減らす取り組みを進めて行ければと思っています。

ーーありがとうございました。

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