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全国高校剣道選抜県予選特集 男子(5) 注目選手とライバルたち 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 剣道の全国高校選抜大会県予選が26日に開催される。今回は大会を盛り上げる注目の選手たちを紹介するとともに、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。

 

浜田龍聖(大分鶴崎2年)

2008年2月4日生まれ、167cm、66kg、鶴崎中学校出身、得意技は飛び込み面

 

 

 チームをけん引するキャプテン。思いきりの良い面と豊富な技のバリエーションを武器に相手選手を翻弄(ほんろう)する、器用で勢いのある選手。普段はふんわり優しい性格だが、剣道に対しては強い心、負けず嫌いな面を見せることが多い。おととしの全国高校総体では先鋒を任されたが、思うような戦いができずに敗北。そこから剣道に対する意識が変わり、大きく成長した。キャプテンとしての自覚も強く、練習でも試合でも積極的に声掛けをする姿が印象的。県予選へ向け「チーム一丸となって優勝を目指したい」と意気込んでいる。

 

対戦したい選手

水口翔太(明豊2年)

県新人大会の個人戦決勝で負けた相手。小学校から倒すべき相手として意識している。まだ技術面でもスピードでも敵わないので目標にしている。

 

 

高松宥人(明豊2年)

2007年4月28日生まれ、173cm、72kg、壬生中学校出身(栃木県)、得意技は応じ技全て

 

 

 試合会場でひときわ目を引く剣士だ。柔軟性と戦略性に富んでおり、相手の動きを巧みに引き出しながら、それに応じた技を的確に決めるのが得意。剣道において攻撃はもちろん重要だが、守りの安定性もまた勝利には欠かせない。高松はその両面を兼ね備えた選手であり、攻守一体の試合運びを見せる。「一本を打ち切る剣道」を信条とし、試合では一瞬の隙を逃さず、渾身(こんしん)の打突で勝負を決める。岩本貴光監督は、「中学時代から全国レベルで活躍してきたが、高校でもひと花咲かせてほしい」と期待する。

 

対戦したい選手

松本歩己(大分鶴崎2年)

 これまでの対戦成績は1勝1分と勝ち越しているが、油断できない相手。足を使った攻撃が得意で「自分の型」がある選手だと思う。気を抜くとやられる。対戦したら集中して、一本を取りたい。

 

 

泉心大郎(佐伯鶴城2年)

2007年4月9日生まれ、171cm、70kg、佐伯城南中学校出身、得意技は面

 

 文武不岐をモットーに剣道、勉強にもひたむきな努力ができるキャプテン。リーダーシップもあり、精神的支柱としてチームをけん引する。試合では得意の面を武器に、正統派の崩れない剣道で貢献。泉英明監督は「大将として、チームが勝つために最も適した試合ができる選手」と大きな信頼を寄せている。目標は全国選抜出場。「このチームで全国に行くためには、全員のレベルアップが必要。もっと頑張ってほしい人がいたら『まだできる』と声をかけたり、厳しさを持ってみんなに向き合っている」と強い気持ちで、全国を見据えている。

 

対戦したい選手

浜田龍聖(大分鶴崎2年)

 ライバル校のキャプテン。自分もキャプテンをしているので負けられないという気持ちが強い。全部の技を打ち切るような、自信に満ちた剣道をしているのもすごいと思う。

 

 

(甲斐理恵)

 

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