ビットコインで増資のANAPの株価がストップ高 「クリスチャンダダ」元デザイナーのブランドを１億5000万円で買収
ヤング向け衣料・雑貨ブランド「アナップ（ANAP）」を展開するANAPホールディングス（以下、ANAP HD）の株価が６月10日、ストップ高となった。６月９日の終値が964円だった株価は、翌10日に15.56％の値上がりとなる150円高のストップ高で1114円。年初来最高値も更新した。
ANAP HDは６月９日に暗号資産のビットコインによる第三者割当増資を発表しており、これが好感されたようだ。調達する約114億円のうち約79億円をビットコイン建てとする予定だ。ANAP HDはビットコイン事業を立ち上げ、今後本格的に事業展開していく。
また、ANAP HDはAtoZ（本社：東京都港区、代表：森川正規）が運営するアパレルブランド「ベイシックス（BASICKS）」を１億5000万円で買収した。「ベイシックス」は、2020年１月に活動を休止した「クリスチャンダダ（CHRISTIAN DADA）」の元デザイナーの森川マサノリが2021年に立ち上げだブランドだ。
ANAP HDは2020年８月期から５期連続で営業損失、経常損失、当期純損失を計上しており、2025年８月期の通期業績予想は未定としたままだ。
