JR南武線・常磐線で3月~ワンマン運転、2026年には横浜・根岸線、2030年頃までに首都圏主要線区に拡大予定
JR東日本では、2025年3月15日(土)にダイヤ改正の実施を発表。
JRの首都圏主要線区でのワンマン運転
首都圏主要線区では、2030年頃までにワンマン運転を実施する計画としており、その第一歩として2025年春に常磐線(各駅停車)、南武線においてワンマン運転が実施されます。
対象区間は、南武線は「川崎駅(神奈川県)⇔立川駅(東京都)間」(6両編成)、常磐線は各駅停車で「綾瀬駅(東京都)⇔取手間駅(茨城県)間」(10両編成)です。
2026年春には横浜・根岸線 八王子駅~大船駅間でも実施予定です。2030年頃までには、首都圏主要線区のワンマン運転をさらに拡大予定です。
安全・輸送安定性への取り組み
首都圏主要線区でのワンマン運転実施に伴う安全・輸送安定性への取り組みとして、列車発車時の安全性向上のため、運転席に乗降確認モニタを設置するほか、係員に対して必要な教育・訓練の実施、首都圏在来線でのホームドアの整備、運転士の負担軽減のためのATO(自動列車運転装置)又はTASC(定位置停止装置)の整備などを行うとしています。
JR東日本秋田支社 奥羽本線、羽越本線、田沢湖線、五能線でワンマン運転増発
奥羽本線では新庄駅(山形県)⇔青森駅間で7本。羽越本線では山形県の酒田駅~吹浦駅で1本。田沢湖線では盛岡駅(岩手県)⇔大曲駅(秋田県)で5本。五能線では東能代駅(秋田県)⇔弘前駅(青森県)間で2本の、計15本がワンマン運転となります。
JR東日本は、技術開発の成果を取り入れてグループ経営ビジョン「変革2027」に掲げるワンマン運転を拡大することにより、人手不足や社員の就労意識の変化などに対応し、鉄道をより効率的でサステナブルな輸送モードに変革していきます、としています。
(画像:JR東日本 写真:南武線イメージ ニングル / PIXTA)