『酒祭』の裏側と今年の見どころは? 主催『Meets Regional』編集長とFM802 DJ中島ヒロトが立ち呑みトーク
関西の街ネタやグルメ情報を発信する雑誌『Meets Regional』による読者参加イベント『酒祭2024』が8月1日(木)にマイドームおおさかにて開催される。美味しいお酒とフードで読者と盛り上がる本イベントは入場料のみで無料試飲ができたり、『Meets Regional』お馴染みの飲食店が出店していたりと、呑んで食べて楽しめるイベントとなっている。今回SPICEでは毎年MCとして参加しているFM802のDJ中島ヒロトと、雑誌『Meets Regional』の編集長松尾修平による立ち呑み対談を天満の「ラムのラヴソング」で行い、今年の見どころや裏話をたっぷりと語ってくれた。
ヒロト:生ビールとスパイスハイボールください! あとラム串4本お願いします。
松尾:(乾杯)今年もよろしくお願いします!
ヒロト:8月1日(木)に『酒祭2024』が開催されるということですが、去年はいつ頃でした?
松尾:去年も8月1日で同じ日ですね。会場も同じマイドームおおさか内で、今年も同じ場所になります。
ヒロト:そっか、そうですよね。毎回、すごいお客さんですよね。
松尾:そうですね。去年はコロナ明けで、やっと……という感じでした。
ヒロト:去年も面白かったですよ。僕は地元が大阪じゃないけど、もう30年大阪にいるから、ゲストで来ていたタージンさんと言えばリポーター界の大御所じゃないですか。年齢的にも先輩だし、結構緊張しましたよ。お仕事でご一緒するのは2回目だったんですけど、覚えてくれていて「お久しぶりです。今日も僕を使ってもらったらいいですから」と言われて。
松尾:タージンさんの人柄ですよね。
ヒロト:あとはなんといっても、去年に引き続き今年も登場する窪塚洋介くん。
松尾:ヒロトさんに今年のMCオファーをかけるより先に、FM802で窪塚さんから『酒祭』の話を聞かれて……。
ヒロト:そう、たまたま802にゲストで来てはって、その時に僕が覚えてはるかなと思いながら「去年、『酒祭』でお世話になりました」と言ったら、窪塚さんから「去年は本当、色々とすみませんでした」と言われて。「今年も8月1日に決まってるらしいですよ、連絡いってません?」と窪塚さんから言われて、「まだ来てないです。今年もやるなら、これからだと思いますよ」と伝えると、「僕はもう来ないと思います……、去年あんなにやらかしてしまったので」と。
松尾:良い感じに酔って、最後は楽屋で寝てはって。目が覚めて元気になったと思ったら、そこからの打ち上げがめちゃくちゃ長かった……(笑)。
ヒロト:本番も何回乾杯したっけ?
松尾:最初に1回だけのはずが、お客さんも入ってきて、「もう1回!」というのが2回はありました。
ヒロト:でも窪塚さんカッコ良いですよね。
松尾:そうですね。彼は2023年に誕生したばかりの日本酒「福霧」のプロジェクトにも参加して、公式アンバサダーに就任してますからね。
ヒロト:去年は奇妙くん(奇妙礼太郎)のライブもめちゃくちゃ盛り上がりましたね。
松尾:今年は『Meets Regional』副編集長のブッキングで、DJのSHIM TATSUYAさんが歌謡曲ベースで盛り上げてくれます。
ヒロト:わりとお酒のイベントって歌謡曲のDJが合うというか、現場も盛り上がりますよね。今年で『酒祭』は何回目だっけ?
松尾:今年で6回目です! 2016、2017、2018、2019、コロナ禍があって、2023に4年ぶりに開催、そして今年ですね。その間に2020年にオンラインでも開催しています。
ヒロト:配信がなかなかうまくいかなくて、大変でしたよね。僕も現場で友近さんと一緒で。以前にテレビ番組でご一緒させていただいて、2回目だったので楽しくできました。
ヒロト:僕、何回MCやってるんかな? オンラインの時もやらせてもらって、2018年の土岐麻子さんが出演された時もMCやっていて。全部ではないですけど、オンライン含めると5回?
松尾:リアルで5回、オンラインで1回の計6回ですね。『酒祭』と言えばヒロトさんですからね。
ヒロト:ありがたいですね。元々『酒祭』をやろうとなったキッカケは何だったんですか?
松尾:始まったキッカケは、『Meets Regional』が読者ハガキとか何もないから、「読者さんと顔合わせられる機会がないよね」「実際にどういう人が読んでくれているんだろう」という話になり、20周年や25周年の時にリアルイベントをやっていたんです。で、ああいうのは雑誌のカラー的にもあった方が良いんじゃないかなとなり、『酒祭』が始まりました。
ヒロト:第1回の時から人がたくさん来ていたんですか?
松尾:最初はもうちょっと小規模で600名無料招待で入場料だけいただいて、ノベルティと本誌も付いて自由に試飲ができるというお酒とお得さを前に出したコンセプトでやったら、ビックリするくらい応募があったんですよ。そこから少しずつ増やしていったら、堂島リバーフォーラムが小さくなってきて、どこかないかなと探してマイドームおおさかになりました。
ヒロト:大阪に来て30年になりますけど、 駆け出しの頃は仕事が番組1つしかなくって。当時は事務所に所属していたから、事務所が取ってくる仕事があって、無料のお酒イベントの司会をやったことあるんです。野外で入口もなくて、ここでサンプリングしますよみたいな。
松尾:はいはい。
ヒロト:酒の力はすごいなと思って。一応イベントなんで、クイズ大会みたいなのをやったんです。でもそのお酒目当てで来てるおじさんたちに「クイズええからお酒やー!」と言われて、それを捌くのが大変やったんですけど、楽しくなってきて。「クイズ答えへんかったらお酒ないからな」と言いながらやってたら、それを見ていた当時の事務所の社長に「なんでもできるな」と言われて、そこからちょっと仕事増えたことがあったの。
松尾:そもそもヒロトさんにMCをお願いするキッカケというのも、前任の編集長がヒロトさんの飲み仲間で、ヒロトさんやったら受けてくれるやろとオファーしたんですよね。
ヒロト:全然やりますよと言って。回数も重ねているから、今は周りからも「『酒祭』今年も司会だよね」と言われることが多くて、本当にありがたいですよね。松尾さん的に、今年はここを見てくれというのがあれば教えてください。
松尾:今年は結構シンプルにしたというか、あんまり賑やかしとかはなくて、DJさんがずっと音楽をかけてくれていてくれるのでそれぞれで盛り上がってくれたらなと思ってます。あと毎年ざわつくんですけど、クラブやバーなどを展開している「INSOU」さんのブースは是非、早めに。
ヒロト:僕もちょっと行きたいんですけど、いつも司会してるので遠巻きに見てるんです。人気キャバクラ・CLUB ZOO ミナミのキャストの方が立たれるという、体験版みたいな感じですね。
松尾:そうなんです! キャバクラに行った気分が味わえるので是非!
ヒロト:お酒のメーカーさんもたくさん来られますからね。これも楽しみ。
松尾:今回、行列を穏和するようにしていて、フードもパッと買えるものを準備してます。
ヒロト:あとメイクアップの三橋ただしさんも似顔絵の辻井タカヒロさんも楽しみですよ。(※「辻」の字は一点しんにょう)
松尾:それから今話してるここ「ラムのラヴソング」さん。何を出すかのメニューはまだこれからだと思いますが。
ヒロト:「ラムのラヴソング」は個人的にもよく行くので嬉しい。
松尾:今年は入場時に全員にお渡しするパンフレットにビールチケットを付けて「スタンドうみねこ」を経営している西成のDerailleur Brew Worksさんの缶ビールを引きかえられる仕組みにしました。
ヒロト:それは良いですよね!
松尾:お酒のアテになるサンドイッチ「スタンドプチ」さん、あといつもは大阪からの出店が多いんですけど、今回神戸から「中華とお酒 マルマン」さんも出店してくれます。
松尾:『酒祭』イベント前日の7月31日(水)に、JR大阪駅西口からすぐの飲食商業施設イノゲート大阪の2〜5階にオープンする「バルチカ03」にも街場のお店が入って、そこから6店舗出店してくれます。
ヒロト:なるほど! じゃあここで味わってもらって「バルチカ03」にも行って楽しんでもらえたらと。
松尾:あと髙島屋さんが8月28日(水)〜9月2日(月)に日本酒のイベントをされるんですけど、そのチームからの出店で栃木・外池酒造店のブランド「望」と、南堀江「パティスリールシェルシェ」のパン デピス パッションが楽しめます。『酒祭』で先に味わってもらって、髙島屋大阪店さんのイベントにも参加していただきたいですね。
松尾:そうそう、去年タージンさんと一緒に各ブースをまわりながら飲んでたんですけど、ビール、日本酒、スパークリングに焼酎とちゃんぽんになってしまって……。
ヒロト:そう! この記事を読んで来てくれるお客さんには、知っといて欲しいですね。いろんな美味しいお酒がいっぱいあるけど、勢いよくちゃんぽんすると酔ってしまうから、考えながら飲んでいただいて帰れるように!
松尾:ちょうど2時間と時間も決まっているので大丈夫かなとは思います。それから今、ノベルティも作っていて。会場内で使えるサコッシュはみなさんに入場時にお渡しします。オリジナルのステッカーと手ぬぐいは場内スタンプラリーの景品としてお渡しします。
ヒロト:えー! 良いじゃないですか! 楽しみですね。
松尾:普段飲まないようなお酒が色々飲めるので、飲める人は片っ端から飲んでください!
ヒロト:そうですよね。せっかくなので、お気に入りのお酒を見つけて欲しいですよね!
文=SPICE編集部 撮影=渡邉一生
取材場所=ラムのラヴソング(〒530-0035 大阪府大阪市北区同心2丁目6−19)https://www.instagram.com/ramusong/