閉校する美守小学校でお別れ会 地域の人も一緒に最後の校歌♪
75年のありがとう
今年度で閉校する上越市立美守小学校で19日(水)、校舎とのお別れ会が開かれました。記念碑の除幕式が行われたあと、児童や地域の人たちが最後の校歌を歌いました。
美守小学校は1951年、昭和26年に開校しました。児童の減少により今年度で閉校し、75年の歴史に幕を閉じます。19日(水)は最後の学校行事として校舎とのお別れ会が開かれました。18日(火)に卒業した6年生を含む全校児童や、PTAなどでつくる閉校記念実行委員会の委員、合わせておよそ90人が出席しました。
美守小学校 高波英里校長
「すばらしい記念碑ができた。多くの皆さんの思いが込められている」
閉校記念碑が校門近くに建てられ、冷たい雨が降るなか、除幕式が行われました。
石碑は柿崎区黒岩産の石で作られました。大きさは高さ2メートル10センチ、幅は85センチです。学校の歴史が刻まれています。校区内の建設会社、大滝商事が寄贈しました。
閉校記念実行委員 渡邉正親さん
「石碑はみんなが100歳になっても残っている。校歌の歌詞に『仰ぐ妙高 ますみの空に』とあるように、石碑は後ろに妙高山がきれいに見えるように場所を選んで建てた」
続いて、体育館で閉校記念コンサートが開かれました。コンサートは、市内在住の増井健一さんがバイオリンの演奏をしたあと、全員で校歌を合唱しました。75年受け継がれた校歌を歌うのは、これが最後です。
在校生は同じ三和区内にある上杉小学校と里公小学校と統合し、来月開校する、三和小学校に通います。
3年生
「『ありがとう』という気持ちで歌った」
「(閉校)さみしいけど、三和小でも頑張りたい」
卒業生
「体育館や教室で友達と話した当たり前だった日常が1番の思い出。中学校に行っても美守小学校のことは絶対に忘れない」
19日(水)は閉校に合わせ去年12月、全校児童と教職員が作った手形の陶板が体育館に飾られました。陶板は今後、校区内で建設工事が進む上越魚沼地域振興快速道路(上沼道)のトンネル内に設置される予定です。