手話を体験し地域交流 絵本の読み聞かせも
2025年に東京で競技が行われる「デフリンピック」の周知と、ろう者への理解を深めることを目的にした「川崎市手話フェスティバル」が9月23日、コスギアイハグ(小杉町)で開催された。NPO法人川崎市ろう者協会(大辻壮理事長)主催。
当日は「手話言語の国際デー」でもあり、ろう者や手話サークル、親子連れなどが、手話での絵本の読み聞かせや手話体験、ろう学校の児童生徒が収穫した野菜の販売などに参加した。デフリンピック体験では、色の変化で走り出す特別なランプのスタート台を使った競技者疑似体験も行われた。
大辻理事長は「来年のデフリンピックには世界から約5千人のろう者らが集まる。この機会に手話に興味を持っていただき、素晴らしい大会になるよう盛り上げていきたい」と手話で伝えた。