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南海電鉄、泉北高速鉄道を吸収合併 2025年4月

鉄道チャンネル

2023年に導入された泉北高速鉄道の新型通勤車両「9300系」(写真左)は親会社である南海電鉄の「8300系」をベースとした車両(2023年6月、光明池車庫)

南海電鉄は30日の取締役会において、泉北高速鉄道の吸収合併を決議しました。合併予定日は2025年4月1日。南海電鉄を存続会社とし、泉北高速鉄道は解散となります。

泉北高速鉄道は南海電鉄の完全子会社。合併により同種の事業を営む両社の経営を統合し、グループ経営の効率改善を通じ、サステナブルな公共交通の経営の実現などを目指します。

初乗り運賃の二度払いについては解消の方向性で検討しており、鉄道利用しやすい運賃設定などを通じて、泉北高速沿線の堺・泉北エリアの価値を高め、グループのまちづくりを深化していくとしています。

泉北高速鉄道線は大阪府堺市の中百舌鳥駅から大阪府和泉市の和泉中央駅までを結ぶ14.3kmの路線。南海電鉄の高野線と中百舌鳥駅で接続しています。南海電鉄によりますと、合併後の路線の名称などは現時点では検討中とのこと。

同時期の大きな動きとして、関東では京成電鉄と新京成電鉄が合併し、京成松戸線が誕生する予定です。

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