Yahoo! JAPAN

豪華絢爛なカルティエのジュエリーを身にまとい、戸田恵梨香、賀来賢人ら登場 『結 MUSUBI』展オープニングイベントレポート(前編)

SPICE

「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」オープニングイベントに登場した戸田恵梨香

「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」が、2024年6月12日(水)から7月28日(日)まで、東京国立博物館 表慶館にて開催されている。開幕直前となる6月10日(月)にはオープニングイベントが開催され、戸田恵梨香や賀来賢人など著名人12名が出席。豪華なジュエリーに身をまとった出席者(前半6名)の様子を、コメントとともにお届けする。

豪華絢爛なゲストとジュエリーの数々

オープニングイベント最初の登壇者は戸田恵梨香。黒のドレスに、コーヒー豆に着想を得た独創的なコレクション〈グラン ドゥ カフェ〉のジュエリーと〈パンテール ドゥ カルティエ〉のチェーンバッグを身につけて登場した。ジュエリーについて聞かれると、「重厚感を感じますね。改めてこういったジュエリーを付けると緊張しますし、背筋が伸びるような感じがして」と回答。「やっぱりジュエリーっていいなって思いました」と微笑んだ。

戸田恵梨香

ーー展覧会にちなんで、大切にしている絆はありますか?

やはり家族との絆でしょうか。今はなかなか家族と会う時間も少なかったりしますけど、離れていても愛おしい存在ですし、いつも気にして会いたいと思う存在なので。古くからの付き合いのある友人たちも大事にしたい絆ですね。

ーーこれまでに影響を受けた日本の文化や美学はありますか?

茶道に影響を受けました。仕事を無我夢中でやっていた時期は四季を感じることができなかったんですけど、茶道の本を読んだときに、四季を感じることの美しさとか豊かさというのを感じて、自分自身の心にゆとりができたんですね。文化や四季を感じることの大事さというのを茶道を通して知りました。

戸田恵梨香

続いて登場したのは山田裕貴。〈タンク アメリカン〉と、相反する魅力で個性と独創性を主張するジュエリー〈クラッシュ ドゥ カルティエ〉を身につけ「こんな優雅な豪華なものを身につけることは普段なかなかないので」と緊張した面持ち。「初めてのことなのでドキドキしていたんですけど、素敵さはありつつすごくシンプルなので、いろんなファッションのスタイルにも合わせられそうだなと、ちょっと身近ささえ感じています」とはにかんだ。

山田裕貴

ーー大切にしている絆はありますか?

本当にいろんな絆があるので、今からしゃべる言葉だけじゃまとめづらいんですけど。1日1日、1秒1秒があって今があって。それはすぐ過去になっていって、今日のこのカルティエの場が終われば、また僕は新たに新しいこと、明日のことを考えて生きて。それはすごく身近なことかもしれないし、自分の俳優としての作品のことかもしれないし。どんなものに出会っていくかは人もモノも作品も、ありがたいことに次々とやってくるので、そういった瞬間を全て記憶していることは難しいですけど、日々を忘れないようにしたいなと思っています。

ーー展覧会を見た感想は?

自分がここにいるのが不思議で仕方ないです。先ほどもカルティエの方に「なぜ僕が呼ばれたんですか?」と聞いてしまったくらい(笑)。違う世界に違う自分が、パラレルワールドにいる自分が立っているような。でも俳優ってそういう職業なので、すごく貴重な経験をさせていただきました。

山田裕貴

続いては窪田正孝。〈バロン ブルー ドゥ カルティエ〉の時計について「すごく大人な感じで、つけると身が引き締まる思いがあるんですけど、どこか余裕というか。余白がそこにあって、いろんな場面で後押ししてくれる印象があります」とコメント。ジュエリーについては「カチッとし過ぎなくて大人の余裕というか、心のスペースを感じていて。これとか面白いですね」と〈トリニティ〉(カルティエのアイコンコレクションの中で最も歴史がありメゾンを代表するジュエリーのひとつ)リングを指しながら「3つのリングが連なっていて。生きているかのように躍動感があって、いろんなシチュエーションを演出してくれるのかなと感じています」と述べた。

窪田正孝

ーー大切にしている絆はありますか?

やはり家族はすごく大きいですね。日々やることが増えてしまうとどうしても心のスペースがなくなってしまうんだけど、一緒にいてくれることのありがたさとか、ひとりじゃないって思える瞬間、そういう隙間も自分で作っていかなきゃいけないものだと思うんです。それを自分だけじゃなくて一緒に作れるパートナーがいるということは、何にも代え難い縁なのかなって思います。

ーーこれまでに影響を受けた日本の文化や美学はありますか?

日本という国が大好きです。お仕事で時代劇をやらせてもらったり、所作だったり、日常の衣食住にも日本にしかないものってあって。最近は特に食には気をつけているんですけど、日本の水と土で作られたもの、それこそ伝統の発酵だとか、そういうものを体に取り入れ、地球や日本列島の島国の恩恵を与えてもらうことで、またひとつ自分の体にエネルギーが宿って、それが芝居や役者という仕事に返していけるというか。その循環を衣食住全ての部分で毎日感じています。

窪田正孝

淡いピンクのドレスを着こなした今田美桜が到着すると、会場はパッと華やかに。〈クラッシュ ドゥ カルティエ〉を身にまとい「シンプルでありながらもちょっと個性的な幾何学的なデザインで。それにあわせてシンプルなドレスにしてみました。ちょっと強さもあって、とても気に入っています」と笑顔を見せた。

今田美桜

ーー大切にしている絆はありますか?

家族や友達、普段お世話になっている方々との絆はもちろんなんですけど、撮影などでそのときに初めてお会いする方々と何か作品を作り上げたりすること、そのときのみなさんとの絆を持って集中して作品づくりをするというのは貴重な瞬間で、大切にしたい絆だと思っています。

ーー展覧会を見た感想は?

とにかくキラキラしていました!目が眩しくて圧倒されながらも、日本の歴史だったり、カルティエから見た日本だったり。色味やデザインはあまり知る機会がなかったので、今回拝見できてとてもありがたかったです。よりそういった目線からの日本をもっと知りたいなと思いました。

今田美桜

続いて登場した江口洋介は、質疑応答のタイミングで夕方のチャイムが鳴り中断するというハプニングが。何度か仕切り直しをすることになったにも関わらず、嫌な顔ひとつ見せずに「そういう時間ですよね」と優しく対応する姿に見惚れてしまった。飛行家のためにつくられたカルティエで一番歴史の古いウォッチ〈サントス ドゥ カルティエ〉は「素晴らしくかっこいい時計ですけど、重厚感がありますね」とその歴史の重みを表現。またカルティエの象徴であるパンテール(豹)があしらわれた〈パンテール ドゥ カルティエ〉のジュエリーについては「普段、指輪もしますけど、パンテールの指輪は桁が違いますよね。すごく気持ちがいいです。カルティエのものは歴史も感じますが、ゴージャスでありながらすごくシンプルで、タフさもあって。いつかこういうジュエリーもしてみたいと思います」と朗らかに語った。

江口洋介

ーー大切にしている絆はありますか?

だんだん歳を重ねてくると、いろんな記念日だとか何周年だとか、そういう節目を大事にすることによって、気分も未来に向いていくというか。音楽をやって今年で35周年なんですけど、若いときよりもターニングポイントになるようなことを「年」で決めてやるようにしていますね。

ーー展覧会を見た感想は?

(北野)武さんや森山大道さん、アラーキー(荒木経惟)さんなどいろんなアーティストとカルティエがコラボレーションされていて、すごく強いものを見せていただきました。現代の生きるアートというのは壊す力も必要だけれど、生き抜いていく力というのも感じましたね。それから、インドの王族に当時作ったジュエリーなんかも飾られていて、それをカルティエが買い取って歴史を繋いでいったと聞いて、その作業にもすごくびっくりしながらも、目にも楽しかったですし、力になりました。

江口洋介

賀来賢人は〈タンク ルイ カルティエ〉の時計と〈トリニティ〉のジュエリーを着用して登場。「今日つけている〈タンク〉のこの形はプライベートでも大好きで。ゴールドとブラックの洗練された存在感にメロメロです。今日はつけて帰ろうと思います(笑)」とおどけてみせた。

賀来賢人

ーー大切にしている絆はありますか?

やっぱり常に周りの人との絆は大事にしています。自分でいうと家族。チームみたいなものなので、その絆がうまくいっているかどうか、ちゃんと会話できているかは常に確認しながら、大事にしながら生きています。

ーー展覧会を見た感想は?

日本の伝統的な文化とカルティエの視点から見たものがすごくいいマッチングをしていて。自分たちの良さをわかっているつもりでいても、外からの視線ってどうしてもわからないところ。それを見事に外からの視点と和の雰囲気が融合して、本当に素晴らしい作品でした。ちょっとでも芸術やアートに興味がある方はたくさん見に来ていただきたいですし、特に若い方には観てほしいと僕は思います。

賀来賢人

(後編に続く)

展覧会「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」は、左右対称の構造をなす表慶館を舞台に、カルティエと日本、そしてカルティエ現代美術財団と日本のアーティストという2つの絆を紐解く。2024年7月28日(日)まで、東京国立博物館 表慶館にて開催。チケットはイープラスほかプレイガイドで販売中。

文=SPICE編集部 撮影=大橋祐希

【関連記事】

おすすめの記事