費用別の注文住宅の特徴を解説！｜費用を抑える方法や実例もご紹介
「注文住宅に興味はあるけど、自分の予算でどんな家が建つのか知りたい」
この記事ではそういった方に向けて、費用別の注文住宅の特徴を解説します。この記事を読めば、予算別にどのような家が建てられるのかイメージできるようになるでしょう。また、コストを抑える方法や実例もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
土地の有無による費用相場
注文住宅の価格を大きく左右する要素のひとつが「土地の有無」です。土地の有無によって1000万円近く、首都圏では1000万円以上、注文住宅に必要な価格が変わります。
注文住宅の価格相場
ここでは注文住宅の価格相場をご紹介します。
「2021年度 フラット35利用者調査」によると、土地代を含まない注文住宅の所要資金は全国で3572万円、首都圏で3899万円、東海圏で3650万円、近畿圏で3778万円、その他地域で3372万円でした。また、土地つき注文住宅の所要資金は全国で4455万円、首都圏で5133万円、東海圏で4379万円、近畿圏で4658万円、その他地域で3980万円でした。
土地の有無によって600万円から1200万円と価格に差がついています。土地を所有しているかどうかは予算に大きな影響を与えるでしょう。
土地の購入価格は事前に調べておく
土地の価格には定価がなく、購入する際はその地域の相場を調べる必要があります。先ほどご紹介した価格は一例であり、地域やその周辺環境によっても土地の価格は大きく異なります。購入したい土地の価格相場は必ず事前に調べておきましょう。
全国的に土地の価格は高騰傾向にありますが、地域によっては下落している場合もあります。常に価格が推移している状態であるため土地購入の見極めは難しいです。だからこそ価格の目安を知っておくのは大切です。
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費用別の注文住宅の特徴
ここでは1000万円台から4000万円台の価格別に注文住宅の特徴を解説します。なお、注文住宅の価格のみで土地代は含まれていません。
1000万円台の注文住宅の特徴
1000万円台の注文住宅は世帯人数が少なく、できるだけコストを抑えたいと考える方に向いています。価格を抑えるために外観や内装、デザインがシンプルになります。また坪数が限られるため部屋数を少なくするなど、圧迫感を感じにくい間取りにする必要があるでしょう。
2000万円台の注文住宅の特徴
1000万円台の注文住宅に比べると、2000万円台の注文住宅は外観やデザインをおしゃれにしたり設備にこだわったりできるようになります。しかしすべての希望を取り入れると予算オーバーになってしまうため、優先順位をつけなければなりません。
3000万円台の注文住宅の特徴
3000万円台の注文住宅は全国平均の価格に近く、ほぼ理想通りの家を建てられます。設備や建築資材をアップグレードさせたりデザインや内装にこだわったりと、多くの希望が実現できます。自分たちがどんなライフスタイルを望むのか、家族でよく話し合って決めていきましょう。
4000万円台の注文住宅の特徴
4000万円台の注文住宅は細部に渡るこだわりも実現可能で、理想通りの家を建てられます。よりよい素材やおしゃれなデザインを多く取り入れられるため、ライフスタイルの充実を図ることができるでしょう。
注文住宅のコストを抑える方法5選
少ない予算で理想の注文住宅に近づけるためには、注文住宅のコストをうまく抑える必要があります。ここでは注文住宅のコストを抑える方法を5つご紹介します。注文住宅の価格をシミュレーションする際に活用してみてください。
1.こだわるポイントに優先順位をつける
注文住宅は「理想通りの家を建てられる」とイメージする方も多いのではないでしょうか。もちろんある程度の希望は実現できますが、何もかも細部までこだわると、当然予算も膨らみます。
予算が潤沢にある場合は問題ありませんが、多くの方は予算が限られています。その限られた予算の中で「理想のマイホームに近づける」という考え方が大切です。
2.立地にこだわらない
駅の近くや商業施設の近くのような、いわゆる「住みやすい場所」は土地代が高くなります。自家用車を所有している場合はあえて立地にこだわる必要はありません。立地条件を少し譲歩するだけで大きくコストカットできるでしょう。
3.リフォーム可能な部分はこだわらない
キッチンやお風呂場にこだわる方は多いかと思います。特にキッチンは、、主婦の憧れや理想をつめこみたい場所でもありますよね。しかし水回りは排水管など見えない部分が劣化し、いずれリフォームしなければなりません。
将来的にリフォームする部分に予算をかけるよりも、リフォームしにくい基本的な性能や間取りにこだわったほうがよいといえるでしょう。
4.外観はシンプルに
外観はマイホームの第一印象になります。デザイン性を重視する方にとって、外観はとても大事な要素です。
ところが外壁は10～15年ほどで劣化し、いずれリフォームの対象となります。10年以上経っていればライフスタイルも変化しており、その変化に合わせたリフォームを検討する必要があります。初期コストを抑えるために外観はできるだけシンプルにするとよいでしょう。
5.壁を少なくして、部屋数を増やさない
予算を抑えた注文住宅では特に有効な手法といえます。壁が多いと圧迫感を感じやすくストレスの原因になり、快適な住環境とほど遠くなってしまいます。
壁を少なくしたり天井を高くしたりすれば、それほど広くない床面積でも開放感を感じられるでしょう。将来的に部屋数を増やしたい場合は、パーティションなどを使えば空間を分けられます。
まとめ：
この記事では注文住宅の費用について解説しました。
注文住宅の費用は土地の有無によって大きく変わります。注文住宅を建てるための予算は、家の機能性やデザインの自由度に影響を与えるためとても重要です。しかし、せっかく注文住宅を購入するからには、理想の家に近づけたいですよね。
そこでポイントになるのが優先順位です。残念ながら予算を変えることはできませんが、家づくりにおける優先順位は変えられます。ぜひ優先順位を熟慮して、後悔のない素敵なマイホームを実現してください。
