「自民を応援していた人たちが国民民主に流れた」内閣支持率36%に
12月16日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、内閣や政党の支持率について意見を交わした。
これなら石破内閣は倒れない
寺島アナ「共同通信社が、昨日とおとといの両日実施した全国電話調査で、選挙期間中にSNSを通じ、真偽不明の情報が拡大する懸念に関し「大いに感じる」「ある程度感じる」とした回答は合わせて85.5%に登りました。政治改革をめぐって自民党が政党支出の相手を非公開にできる公開方法工夫支出の新設を提起していることに関し、全面的に公開すべきだとの答えは66.0%でした。石破内閣の支持率36.5%で、前回調査の40.0%から3.5ポイント減。不支持率は43.1%でした。上念さん、この共同通信の調査結果をどうご覧になりますか?」
上念「思ったほどは下がってないですね、まだ36%ありますから。あと政党支持率が29%ありますので、青木の法則で言うと、これなら石破内閣は倒れない。客観的にはギリギリ踏み止まっている感じがしますけどね」
寺島「今朝、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞の朝刊でも内閣の支持率を載せています。読売新聞、内閣支持率は前回11月より4ポイント減の39%、不支持率48%。毎日新聞、内閣支持率は前回11月より1ポイント減の30%、不支持率53%。朝日新聞、内閣支持率は前回11月より2ポイント増の36%、不支持率43%です。共同通信社の調査結果、政党支持率を見ると国民民主党は12.6%となり、立憲民主党の11.3%を上回りました。全政党の中で2位に浮上と。年収が103万円を超えると所得税が発生する年収の壁引き上げなどを巡り、党の存在感のアピールが、奏功している可能性があると。職業別にみると、学生から51.2%の支持を得たとしています。年代別は30代以下の若年層が22.4%だった一方で、60代以上の高年層は4.7%にとどまりました。国民民主が支持率で立憲民主党を上回り3位となったということですが、上念さんこちらいかがでしょう?」
上念「これは、かつて安倍政権の頃に自民党を応援していた人たちが全部、国民民主党に流れてしまったと言うことです。石破さんになって政策を転換したせいで、支持者が逃げているっていうことになるんじゃないですか。安倍政権の時は「雇用を増やす」と非常にわかりやすいメッセージで500万人増えたみたいです。玉木さんは「手取りを増やす」で、103万円の壁を突破しようとしたら、自民党の税制調査会長の宮沢洋一さんが「いやいや123万円でしかダメです」と。どう見ても抵抗勢力にしか見えないじゃないですか。これは本当にダメですよ。協力して178万円どころか自民党が手心を加えて208万円にしましたとか言えば「自民党すげー」とかなったんですけどね」