【モハ71形】この1両の歴史を未来に残す 修繕費用捻出のためクラウドファンディング開始 熊本電気鉄道
熊本電気鉄道は今年で96歳を迎える「モハ71型」の修繕費用を捻出するため、「うぶごえ」にてクラウドファンディングプロジェクトを開始しました。
モハ71形の歴史
モハ71形は広浜鉄道が開業した昭和3年に新製。昭和11年9月国有化で国鉄に引き継がれ、モハ90形の形式で運転されていました。
国鉄では昭和28年3月に廃車。熊本電気鉄道は幡生工場に保管中の車両を譲り受け、車体更新や各装置の改修、改良を施し、モハ71、72、73と付番し使用を開始。当時は3編成存在し、戦後の熊本を駆け抜け、上熊本駅での貨車入換でも活躍しました。
3編成中最後まで残ったモハ71形ですが、昭和56年に廃車になり、現在は北熊本車両工場で動態保存されています。
今回のクラウドファンディングは、そんな歴史を辿った希少価値の高いモハ71形を修繕し、永く未来へ残すことを目指すものです。目標金額以上の支援が集まった場合は、修繕のほかに改修費用として使用し、今後の整備費用として大切に活用するということです。
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【募集期間】
2024年7月25日(木) 17:00~
2024年8月30日(金) 23:59
【目標金額】
450万円
【返礼品】
モハ71形グッズ、貸切撮影会、構内試走乗車体験など
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