【お出かけ情報】ラムサール条約に登録された千葉県習志野市の「谷津干潟」で都市と自然の共生をめざすイベント6月7日、8日開催!
1993年6月10日に「谷津干潟」が、ラムサール条約登録湿地に指定されたことを記念し、習志野市では1997年に「谷津干潟の日」を宣言。以後毎年6月に記念イベントが「習志野市谷津干潟自然観察センター」で開催されている。
「谷津干潟」には、水鳥をはじめ、ゴカイ・貝・カニ・プランクトンなどたくさんの生きものが生息しており、特に、シベリアやアラスカなど北の国と東南アジアやオーストラリアなどの南の国を行き来するシギやチドリなどの水鳥にとって、渡りの中継地として大変重要な場所となっている。そればかりではない。谷津遊園の一施設だった「谷津バラ園」からも近く、干潟に来る水鳥を眺めながら寛げる憩いの場所として地域住民に親しまれている。
▲谷津干潟は渡り鳥の貴重な中継地となっている
6月8日(日)には、国連ニューヨーク本部に勤務され、環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行うほか、関連業界紙や専門誌、海外メディアへの寄稿や数多くの講演等に携わっている水の専門家・吉村 和就氏による「地球温暖化と干潟の役割」について無料の記念講演会が実施される。
また、5ミリ以下の小さなマイクロプラスチックが、海洋ごみとして蓄積されているので、この海洋ゴミをピンセットでつまんで、集めた重さを競い合う参加型のプログラムも実施される。
▲谷津干潟に漂着した海洋ごみ(左)とごみの中からマイクロプラスチックなどを集めたもの(右)
会場となる谷津干潟自然観察センターでは、施設内で「みつばち」を飼育する環境学習プログラムがあり、収穫したはちみつを使った商品販売などを行なう「はち育®」がスタッフにより実施されているが、イベントの当日は、「谷津干潟産はちみつ」をたっぷり使い、地元・習志野市にあるブルワリー「むぎのいえ」とコラボレーションしたクラフトビール『百花繚乱』や飲み比べセットも用意されている。
▲オリジナルビール4種の飲み比べもある。谷津干潟産はちみつを使ったビールは、写真左から2つ目
市民参加模擬店コーナーでは、他にも習志野ソーセージなどの飲食メニューや、地元作家や団体による手づくりグッズ、千葉工業大学や研究機関等による展示発表などもある。
2025年「谷津干潟の日フェス」
開催日時:6月7日(土)、8日(日) 10:00~15:30
会場:習志野市谷津干潟自然観察センターおよびセンター前広場
交通アクセス:
JR京葉線「新習志野」駅または「南船橋」駅から、徒歩約20分
京成本線「谷津」駅から、徒歩約30分
JR総武線「津田沼」駅から
・京成バス乗り場7番「新習志野駅」行、「津田沼高校」下車、徒歩約10分
・京成バス乗り場10番「谷津干潟」行、終点下車、徒歩約15分
イベント当日の入館は無料、各日先着200名に記念缶バッチのプレゼントがある。
詳細は:https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/event/2025050813530211546.html