磐田東、FW宇都宮の2得点もあと一歩届かず…<プリンスリーグ東海プレーオフ>
サッカーの高円宮杯U-18プリンスリーグ2024東海プレーオフ1 回戦で磐田東(静岡2位)は2−3で帝京大可児高(岐阜1位)に敗れ、惜しくもプリンスリーグ昇格を逃した。
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試合後の選手や監督のコメントは次の通り。
MF伊藤悠陽主将(ジュビロ磐田U-15出身)
ー試合を振り返ってください。
相手を分析して、一週間対策して臨みました。狙い通りに前半カウンターから決めることができて作戦通りでしたが、相手の強さを思い知らされた試合でした。
ー分析ではどこがポイントと見ていましたか。
個人技が高く、つないでくるチームだったので、粘り強く最後まで戦って勝とうと話していました。
ー2年生は修学旅行をキャンセルしたとか。
すごく楽しみだったと思うけど、最後まで僕たちと一緒に戦ってくれて、すごく感謝しています。
ー3年間の思い出は?
1年生の時に全国総体に出場したんですが、その時にベンチに入らせてもらって本当に良い刺激になりました。2、3年で大きく成長しようと思って過ごしてきて、チームを勝たせられる主将になろうと誓いましたが、新人戦も総体も選手権も結果を出すことができず、最後のプリンス参入戦でも結果を出せず、本当に悔しいです。
ー今後は?
自分は大学に進んでプロを目指そうと思います。磐田東は長くプリンスリーグから遠ざかっているので、後輩たちにこの思いを託したいと思います。
2ゴールを決めたFW宇都宮海斗(FCヴァーデュア三島出身)
ー試合の感想を。
選手権予選では僕が相手を倒してPKを取られて、自分のせいで負けたので、この参入戦では自分がチームを勝たせようと思っていました。でも、決定機を決めきれなくて負けてしまって、自分の力不足を感じたし、チームにも迷惑を掛けたままで終わって悔しいです。この悔しさを次のステージで生かして頑張りたいと思っています。
ー2点じゃ物足りないと?
はい。結果的に負けてしまったので…。勝たせられる選手になりたいです。
ー自分の2点を振り返ってください。
相手にはカウンターが刺さるという分析だったので、1点目は味方が奪った瞬間に背後を取ろうと考えていました。いいボールが出てきたのでGKと1対1になって、先にボールに触りました。2点目は何とか自分が決めてやろうと強い気持ちでシュートを打ちました。
ー失点シーンは?
相手は技術があったので、揺さぶられて突破されました。
ー3年間、どうでしたか?
自分の目標を達成するために毎朝練習してきて、今日の2点につながったのは嬉しいですが、まだまだ力不足だと感じました。将来はプロを目指しているので、そこに向かって努力を続けたいと思います。
ー後輩へのメッセージを。
総体、選手権、参入戦で負けて悔しさを知ったと思うので、この悔しさを忘れずに、もっと厳しいトレーニングを積んで、もっともっと上の舞台で戦ってほしいと思います。
山田智章監督
ー終盤に意地は見せましたが。
選手交代もうまくいって流れを変えて追いついて、プラン通りだったんですが…。もう少し早い時間帯に追いついていれば。
ー後半はいいショートカウンターもありました。
相手の足が止まりかけたのでラインを上げて、チャンスを作れたのは狙い通りだったのですが…。
ー選手たちにはどんなことを伝えますか。
3年生にはご苦労さまでしたと。選手権予選から気持ちを切り替えて、ここまで頑張ってくれて感謝しています。2年生も修学旅行があったのですが、『3年生たちと一緒にやりたい』と今大会のために登録メンバーの2年生はキャンセルして残ってくれました。2、3年の仲が良くて、まとまりがすごくあったチームでした。なんとか勝たせてあげたかったですが、それができなかったのは監督の責任です。
ーあと一歩、何が足りなかったと思いますか。
球際のほんの一歩の早さ、強さ。ルーズボールでどちらに転がるか分からない局面を引き寄せる確率を高めていかないと。相手どうこうではなく、より高いレベルで戦っていくためには、上に行くためには強化していかなければいけない要素かなと思います。来年またこの舞台に戻ってこれるように一から出直してきます。