四川の伝統料理を軸に、香り際立つ野菜料理で中国料理に新風を吹かせる 飄香 井桁良樹 25年6月号
四川に足繁く通い、伝統料理の継承者として日々料理を探求し続ける井桁良樹さん。現地の野菜の鮮烈な香りと伝統料理の構成を常に意識し、独自の発想で革新的な料理に挑戦する。
井桁良樹さんが表現する野菜料理は、春の光や芽吹きを思わせるような清々しさを感じさせる品々。伝統的な四川料理の重厚さ、格調を備えながら日本の季節感を映し、かつ井桁さんのオリジナリティも融合している。まさに井桁さんが今「飄香」のコンセプトに掲げる「新しい伝統四川料理」そのものだ。
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井桁良樹(いげた よしき)
1971年、千葉県生まれ。千葉の「四川料理 岷江」「知味斎」で修業後、上海、成都の中国料理店やホテルで2年間研鑽を積む。2005年に代々木上原で独立し、銀座や麻布十番、六本木ヒルズで店舗を展開。22年、国際薬膳師の資格取得。広尾で本店をリニューアルオープン。
飄香
東京都渋谷区広尾5-19-1 HIROO VILLAGE 1F-2
TEL 03-6277-2141
18:30 一斉スタート 22:30閉店
日月休
text: Kanami Okimura Photo: Kenta Yoshizawa