次世代型電動車いす「WHILL」 高田城址公園で実証実験
長い距離を歩くことが難しい人に観光地巡りを楽しんでもらおうと、次世代型電動車いすを貸し出す実証実験が7月31日から高田城址公園で始まっています。
これが次世代型電動車いすの「WHILL(ウィル)」です。最高時速は6キロ、大人の早歩きと同じくらいです。歩道を走ることができます。ヘルメットやシートベルト、免許は必要ありません。ハンドルを握ったりひじ掛けにあるダイヤルを回したりして動かします。ゆるやかな坂や7センチほどの段差も進むことができます。
WHILLはアウトレットや遊園地など全国で50か所ほどに導入され、長い距離を歩くことが難しい人が移動や買い物などに利用しています。
実証実験は上越市のコンサルティング会社 北信越地域資源研究所が、電動車いすの販売元WHILLと、電動車いすを観光に生かすための取り組みを研究をしている城西国際大学が行っています。
実験は高田城址公園の観蓮会に合わせて始まり、さっそく公園を訪れた人などが体験しました。
体験した人
「歩くのは足が悪くてつらい。これは楽。」
「操作は覚えれば簡単。」
北信越地域資源研究所 代表取締役 平原匡さん
「新しいアクティビティとしてどれだけ活用できるのか、興味を持ってもらえるのか見ていきたい」
実験は今月4日まで続き、乗った人からの意見を集めることにしています。また園内の歩道の路面状況や、暑さ対策、コース設定などを調査検討します。 北信越地域資源研究所では今後も市内の観光地で実証実験を続け、車いすを取り入れた観光計画を上越市に提案することにしています。
【次世代型電動車いす実証実験】
■日時:8月4日(日)まで 午前10時~午後6時※4日のみ午後4時終了
■料金:無料
■受付:オーレンプラザ(事前連絡不要)