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マシンガンズ滝沢秀一さんが船橋市立葛飾中学校で課外授業「ごみ問題を考えよう」

チイコミ!

マシンガンズ滝沢秀一さんが船橋市立葛飾中学校で課外授業「ごみ問題を考えよう」

お笑い芸人・マシンガンズの滝沢秀一さん(46)が船橋市立葛飾中学校で2月末、ごみ問題の課外授業を行いました。

葛飾中の生徒たちにごみ問題の授業を行った滝沢秀一さん(写真はいずれも葛飾中学校提供)

滝沢秀一 1976(昭和51)年、東京都生まれ。98年に西堀亮さんとマシンガンズ結成。12年ごみ収集会社就職、二足のわらじに。18年にエッセイ『このゴミは収集できません』(白夜書房)を出版、ベストセラーに。20年環境省サステナビリティ広報大使、消費者庁「食品ロス削減推進大賞」の委員長賞受賞。オンラインコミュニティー「滝沢ごみクラブ」展開中。

生ごみの水分は1回絞ろう

国際理解教育指定校の葛飾中(茂木義久校長)の教育集会に招待された滝沢さんは、もう一つの顔であるごみ収集員として、1077人の全校生徒を前にマシンガントークをさく裂させました。

「生ごみの水分を絞らずに袋に入れるとどうなる? 破れるとごみ汁が飛び散る。水分を多く含んでいると焼却炉で燃えるのに時間がかかるので、燃料の無駄遣いで税金が多く使われる。だから、生ごみは絞ろう。お母さんに伝えよう」。

分かりやすい話で引き込んでいきます。

ごみを減らすための4つのRとは

マイクを手に語る滝沢さん

「ペットボトルは日本で年間262億本生産されて、回収できない約7%の18億3000万本が海底
などに沈んでいる。マイボトルにしましょう」。

生徒たちはうなずくばかり。

「ぬいぐるみやランドセル、洋服などは捨てずに寄付もできます。とにかくごみにしない、ごみを増やさない姿勢、考え方が一人一人に求められています」。

滝沢さんによれば、焼却場の灰を埋める最終処分場は、国内では23~24年でいっぱいになるとのこと。

だからごみを減らす4つのR、リユース(再利用)、リ サイクル( 再資源化)、リデュース(削 減)、そしてリスペク ト(敬意)が必要だと 訴えました。

秋になると捨てられるものはなーんだ!?

滝沢さんはごみ問題だけでなく、食品ロスについても取り上げました。

「秋になるとごみ収集員の間で話題になることがあります」と言って、ステージのスライドに、ある写真を映し出します。

「一体、これは何でしょう?」の問い掛けに、「米です…」と答える生徒。

なんと古米が袋ごと捨てられた写真でした。

新米が出る頃、捨てられるそうです。

流通不足による値上げが話題になっていた米が捨てられている現実を見て、場内はシーンとなりました。

地球上には8億2000万人が飢餓で苦しむ現実があります。

あまりにもかけ離れた日本の姿に、「地球市民」が合言葉である葛飾中の生徒たちもショックを受けたに違いありません。

考えさせられることが多く、学びの多い課外授業でした。(取材・執筆/マット)

生徒代表から感謝の言葉
花束を手に授業を締めくくりました

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