産後、産褥熱や痔などのトラブルに遭遇。“ドーナツクッション”は強い味方!
Vasyl Dolmatov/gettyimages
男の子2人と女の子1人の3児の母で、現在、複数の仕事をかけ持ちしているママライターのtaremayuです。24歳で結婚し、27歳、29歳、31歳の時に出産しました。
ちょっとつらかった産後トラブルのお話です。
座っても歩いても痛い。自分のカラダじゃないみたい
1人目の出産は夜間だったので、翌日は一日中ベッドの上で寝たままで過ごしていました。私は“会陰切開”していたので、その部分とお尻が痛くてたまらず、寝返りも思うようにできない状態でした。ベッドの上から起き上がることもできず、食事も夫に食べさせてもらいました。
出産の翌々日、やっとベッドの上から起き上がって、1人でトイレに行けるようになりましたが、座っても歩いても痛くてたまらず、自分のカラダじゃないように感じました。
おなかの中で何か動いているようにも感じて、思わず手を置き、なでなで。「あ、そうだった、もう赤ちゃん生まれたんだった」と。胎動にも似た動きは、子宮が少しずつ収縮し始めているせいだったようです。
産後3日目以降、高熱が。抗生剤で落ち着いてホッ!
産後2日目から赤ちゃんが部屋に連れてこられ、おっぱいをあげはじめました。カラダの痛みのことなど忘れてしまうくらい、うきうきとした時間で、その日の夜は幸せをかみしめながら眠りにつけました。
産後3日目の朝、起きると喉がピリピリしました。「風邪の引き始めかしら」と思い、熱をはかると37度超え。「産後の疲れが出たのかな、部屋が乾燥している上に、隣のベッドの方とおしゃべりし過ぎたのかしら」と、思っていました。
その後、熱が38度近くなり翌日まで続いたため、抗生剤が処方されました。悪露も多くて、カラダがだるくて痛くてとてもつらかったです。“産褥熱”なのかどうかの判断が難しい時期だったようですが、病院の迅速な処置のため、こじらせずにすみました。
便秘が原因で“痔”に。トイレも憂鬱、しんどくなり
もうひとつ、産後でつらかったトラブルが“痔”です。実は産後だけでなく、妊娠後期にもそのトラブルはありました。
私はもともと貧血気味だったこともあり、3回のお産とも妊娠中期以降、鉄剤を処方されて飲んでいました。その時期から便秘になりがちだったので、食事内容にも気を使っていました。義母からもらったプルーンエキスをヨーグルトにかけて食べたり、お湯で溶いてジュースにしたりもしていました。
それでなんとか乗り切れていたのですが、臨月になると食事も一度に食べられなくなり、便秘が高じて痔になったことも。産後も同様で、便秘が原因の痔になってしまい、これはかなりしんどかったです。トイレに行くのが憂鬱に感じるほどでした。
便秘と痔との闘いが、なんと産後2ヶ月も続いた!
産後の痔は1人目の時だけでなく、3人目の出産後にもありました。ふだん、食事は残さずにもりもり食べる私なのですが、カラダのだるさもあり、産院で出された食事を食べきれませんでした。
産院では、栄養バランスを考えられたメニューを出してくれていたのですが、食欲がなくて、夫に連れられてお見舞に来てくれた子どもたちに、「これ、食べる?」とあげてしまうことも多かったです。
自宅に戻ってからも、赤ちゃんだけでなく、2歳と4歳の上の子の世話をしながらだったので、ついつい自分のことは後回し。食事もゆっくりとよく味わって食べずに、“パパっと食べ”だったのもよくなかったようです。退院後も便秘と痔との闘いが、2ヶ月ほど続いてしまいました。
病院でも相談して、切れ痔用の軟膏を処方してもらい、食物繊維の豊富な食材を食べるように心がけた結果、便秘も痔も解消しました。さらに重宝したお助けグッズは「ドーナツクッション」でした。これに座ると痛みが軽減し、とてもラクなのです。通販でも手軽にお取り寄せできます。痔の完治後は、授乳で赤ちゃんを抱いた肘の下に挟んで使うと、親子ともに安定したラクな姿勢でおっぱいがあげられて便利でした。私にとって子育てパートナーともいえる、ありがた~い存在ででした。
[taremayu * プロフィール]
2男1女、3児の母。夫とは19歳の時に知り合い、24歳で結婚。初産は27歳。1人目妊娠当時は楽器店で経理事務、フルート講師の仕事を掛け持ちしていた。妊娠29週目まで、フルタイムで働き、現在はフリーランスで講師、保育サポートなどの仕事に携わっている。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。